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ロケ「行きたくない」にスタッフ一同唖然

 取材を進めると、実際に小林は10日午前に予定されていたロケに不参加だった。小林が9日夜、ロケの内容に注文をつけ、「行きたくない」と主張。事務所を通じて番組側に連絡があり、ロケ自体の中止が余儀なくされていた。その状況を知る人物は「準備を進めていたスタッフ一同、唖然としていたそうです」と証言する。さらに驚きなのは、小林はロケをキャンセルした当日も午前6時からYouTubeで生配信をしていた。この行為に番組側は「ありえない」と激怒。生島企画室に抗議を入れた上で、翌11日午前、本人に降板を通告するに至ったという。

 小林については、「グッとラック!」で、MCの立川志らくが「母親のいない子供は不幸」と言ったことに「私はそうは思わない」と涙で反論(10月29日放送)、番組が米大統領選挙を取り上げた際には、バイデン氏をめぐるセクハラスキャンダル情報などを理由に、「トランプ支持」を口にした(11月5日放送)ことが話題となった。しかし、それらは降板理由ではないという。

©文藝春秋

「すべてはロケの不参加問題と聞いています。本人は、番組のスタッフから『いじめにあった』と言っていますが、それなら事務所を通じてでも抗議すればいいことです。TBSも事実なら厳正に対処するでしょうし、問題があるスタッフがいるならコーナーの担当から一時的に外すこともできる。そういう動きもなく、いきなりの不参加で、番組側に多大な迷惑をかけた。そして、反省もなくYouTubeで生配信をするなんて……。TBSアナ出身でテレビの世界で育ってきたのに、何を考えているのかわかりません」(大手広告代理店関係者)

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 この状況では、生島企画室が小林をかばえないのも理解できる。さらに小林と事務所側の軋轢は、実は昨年5月31日の契約当初からあったとの証言もある。

「夫の國光吟氏の問題です。小林さんは、生島企画室に夫とのタレント契約も求めてきたんです。生島ヒロシ会長は大反対していましたが、会長の弟で当時社長だった生島隆氏と副社長だった飯尾氏が押し切られてしまった。会長も、國光氏の写真を事務所のホームページに載せないことを前提に、業務提携という形で折れてしまった経緯があります」(別の芸能事務所関係者)