宮内庁は11月13日、結婚が延期されている秋篠宮家の長女・眞子さま(29)と小室圭さん(29)の結婚に関するおふたりの「お気持ち」を文書で公表した。
今回の「お気持ち」では、結婚は「必要な選択です」とした上で、「今後の予定等については、今の時点で具体的なものをお知らせすることは難しい状況です」と綴られている。
この「お気持ち」発表を受けて、20年以上にわたり秋篠宮さまと親交がある毎日新聞編集委員の江森敬治氏に2019年の記事の再掲載の依頼をしたところ、「お気持ち」発表の翌日、江森氏は以下の文章を編集部に寄せた。
眞子内親王たちの文書が公表されたのを受けて、「文春オンライン」編集部から、私が1年半前、19年4月に寄稿した文書を、急きょ再掲載したい旨、連絡を受けた。この文書は、眞子内親王の結婚問題について文春オンライン上でアンケートを実施。その結果についての私の感想をまとめたものだ。新しい状況下ではあるが、眞子内親王の結婚問題を理解する上で、少なからず参考になればと思った。
宮内庁が13日に公表した文書には、「今後の予定等については、今の時点で具体的なものをお知らせすることは難しい状況です」とある通り、残念ながら具体的な記述は見られない。結婚したいという2人の気持ちは分かるが、果たして現実問題として、今後、結婚までのプロセスが順調に進むのか。さらに、2人の結婚に不安を感じる多くの国民が、この文書で納得するであろうかと、私はいささか疑問に感じている。
納采の儀は行えないと、秋篠宮ははっきり説明した
18年11月、秋篠宮は誕生日を前にした記者会見で、「これは、2人にも私は伝えましたが、やはり、今いろんなところで話題になっていること、これについてはきちんと整理をして問題をクリアするということ(が必要)になるかもしれません。そしてそれとともに、やはり多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、私たちは、いわゆる婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません」と、答えた。
小室家が、金銭トラブルを解決し、多くの国民が納得し喜んでくれる状況にならなければ、2人の正式な婚約に当たる納采の儀は行えないと、秋篠宮は、国民に対してはっきり説明したのだ。この言葉、今でも変わらず生きていると思う。しかし、眞子内親王たちは、この父親の思いを、どのように解決しようとしているのか、また、具体的な方法などは、今回の文書の中でまったく触れていない。
父親である秋篠宮は、筋を通す人だ。曲がったことの嫌いな父親が、果たして、2人に対してどのように忠告するのか。また、正直、結婚への思いはどんなものであるのか。秋篠宮の本心を聞いてみたい気がする。
以下、江森氏が2019年4月に緊急寄稿した記事を再公開する。(※記事中の年齢、日付、肩書などは掲載時のまま。初出2019年4月24日)
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秋篠宮ご夫妻と眞子さまの話し合いは……
迷走を深める眞子内親王と大学時代の同級生で法律事務所職員、小室圭氏との結婚問題。進展しない大きな原因は、小室氏の母親と元婚約者との間の400万円を超える金銭トラブルにあるのだが、こうした一連の責任を感じて小室氏が「結婚を遠慮したい」と申し出ることはなさそうだ。それどころか、米国に留学し、国際弁護士を目指していると伝えられ、結婚をする気満々のようにも見てとれる。秋篠宮夫妻も、結婚について眞子内親王と話し合いが思うように進んでいないようだ。
今の秋篠宮夫妻にとって、頼りとなるのは多くの国民からの支援の声だろう。