ここがスゴい2:小型ボディなのに大画面
コンパクトなボディにもかかわらず、第2世代iPhone SEより画面が大きいのも驚きです。iPhone 12シリーズに共通する全画面デザインにより、第2世代iPhone SEの4.7インチを大きく上回る、5.4インチという画面サイズを実現しています。画面も縦に伸びており、ウェブページの縦スクロールでも、天地の圧迫感を感じることはありません。
また画面は2,340×1,080ドット、解像度は476ppiと、表示性能も文句なしです。1,136×640ドット、解像度は326ppiだった初代iPhone SEからは大幅に向上しており、初代iPhone SEでは何かにつけて感じられた、ディティールの粗さとも無縁です。有機ELディスプレイを採用していることも一因でしょう。
ここがスゴい3:快適操作! ホームボタンのない全画面デザイン
ホームボタンのないデザインの採用により、広い画面と快適な操作性を実現しているのも利点です。ホームボタンは操作のわかりやすさはピカイチですが、あらゆる操作をフリックで行うことに慣れてしまうと、圧力をかけて押し込まなくてはいけないホームボタンは、操作がわずらわしく感じることもあります。
そうした意味で、すべてをタップとフリックで済ませられるインターフェイスは合理的で、テーブルの上に本体を置き、指先だけで操作する場合も苦になりません。古いモデルからの買い替えでホームボタンがないことに慣れない場合も、しばらくすれば使いやすく感じるようになるはずです。ただし指紋認証に対応していない点だけは、いずれ何らかの形での復活に期待したいところです。
性能についてもお墨付きです。iPhone 12シリーズに共通するA14 Bionicチップを搭載するほか、次世代通信規格5Gに対応、さらにWi-Fi 6にも対応するなど、ハイエンドモデルであるiPhone 12 Proと共通の、ハイスペックな仕様を実現しています。スマホを買ったら数年は機種変せずに使うという人にとっても、現時点では最良の選択肢と言えます。