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小型シリーズの大本命! 「iPhone 12 mini」の3つの“スゴい”ポイント

2020/11/20
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ここがスゴい2:小型ボディなのに大画面

 コンパクトなボディにもかかわらず、第2世代iPhone SEより画面が大きいのも驚きです。iPhone 12シリーズに共通する全画面デザインにより、第2世代iPhone SEの4.7インチを大きく上回る、5.4インチという画面サイズを実現しています。画面も縦に伸びており、ウェブページの縦スクロールでも、天地の圧迫感を感じることはありません。

左から、第2世代iPhone SE、本製品、初代iPhone SE。ボディのコンパクトさと大画面を両立したデザインであることが分かります
普通に持った状態で、画面の上から反対側まで、きちんと指が届きます。片手での操作も余裕です

 また画面は2,340×1,080ドット、解像度は476ppiと、表示性能も文句なしです。1,136×640ドット、解像度は326ppiだった初代iPhone SEからは大幅に向上しており、初代iPhone SEでは何かにつけて感じられた、ディティールの粗さとも無縁です。有機ELディスプレイを採用していることも一因でしょう。

ここがスゴい3:快適操作! ホームボタンのない全画面デザイン

 ホームボタンのないデザインの採用により、広い画面と快適な操作性を実現しているのも利点です。ホームボタンは操作のわかりやすさはピカイチですが、あらゆる操作をフリックで行うことに慣れてしまうと、圧力をかけて押し込まなくてはいけないホームボタンは、操作がわずらわしく感じることもあります。

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 そうした意味で、すべてをタップとフリックで済ませられるインターフェイスは合理的で、テーブルの上に本体を置き、指先だけで操作する場合も苦になりません。古いモデルからの買い替えでホームボタンがないことに慣れない場合も、しばらくすれば使いやすく感じるようになるはずです。ただし指紋認証に対応していない点だけは、いずれ何らかの形での復活に期待したいところです。

写真や動画など、横長のコンテンツを表示した場合は、ホームボタンありのモデルとのサイズ差がより実感できます
本製品は片手で持てるサイズ感こそ初代iPhone SE(右)に似ていますが、iPhone 12シリーズに共通するハイスペックな仕様と、広い画面が特徴です

 性能についてもお墨付きです。iPhone 12シリーズに共通するA14 Bionicチップを搭載するほか、次世代通信規格5Gに対応、さらにWi-Fi 6にも対応するなど、ハイエンドモデルであるiPhone 12 Proと共通の、ハイスペックな仕様を実現しています。スマホを買ったら数年は機種変せずに使うという人にとっても、現時点では最良の選択肢と言えます。