三浦 すごくわかります。『左ききのエレン』を同時代にリアルタイムで読めることはとても幸福なことだし、10年後、20年後、100年後も残るものだと思う。すぐれた作品にはそういう長いスパンでみた永続性がありますから。
一方、広告はそのとき消えてしまうし、消えてしまうからこそ、世の中に出た瞬間に人の心を動かさないと意味がない。同時代性の中でもがくからこそ、コロナ禍で生まれた名コピーだとか、歴史の中で永遠になる可能性はあると思ってます。だからこそ今輝くものを一生懸命作りたいなと。今日は刺激的なお話を本当にありがとうございました。
かっぴー ありがとうございました!
三浦崇宏
1983年東京都生まれ。The Breakthrough Company GO代表、PR/クリエイティブディレクター。博報堂・TBWA\HAKUHODOを経て2017年に独立。「社会の変化と挑戦」にコミットすることをテーマにThe Breakthrough Company GOを設立。日本PR大賞、カンヌライオンズPR部門ブロンズ・ヘルスケアPR部門ゴールド・プロダクトデザイン部門ブロンズ、ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSイノベーション部門グランプリ/総務大臣賞など受賞多数。著書に『言語化力』『超クリエイティブ』などがある。
かっぴー
1985年神奈川県生まれ。漫画家。2015年9月、『フェイスブックポリス』をWebサイトへ公開し、大きな反響を呼んでネットデビュー。以降、『SNSポリスのSNS入門』『おしゃ家ソムリエおしゃ子!』『おしゃれキングビート!』『裸の王様Vアパレル店員』『左ききのエレン』などWeb『FINEBOYS』『SPUR』などの雑誌で連載を抱えるほか、『少年ジャンプ+(プラス)』で『左ききのエレン』がリメイク連載中。最新刊は『左ききのエレン』14巻。
写真=松本輝一/文藝春秋