「ディナーショーの素晴らしさというのは皆さんとの距離。私から皆さんのお顔がはっきり見えます」
昨年末、ある地方都市で開いたディナーショーで、松田聖子(58)は会場を埋めるファンにそう語りかけ、笑顔を振りまいていた――。
昨年は芸能人最多の23公演を実施
記念すべきデビュー40周年を迎えた聖子。「今年のコンサートは今までで一番記憶に残るものにしたい」と意気込んでいたが、コロナの影響で全国ツアーはすべて延期となった。
「さいたまスーパーアリーナから始まり、大阪、鹿児島、故郷の福岡への凱旋も。ラストは日本武道館で締めるという7都市11公演を予定していた。動員は10万人弱で、少なく見積もってもチケットだけで10億円以上の売り上げが見込まれていました」(ツアー関係者)
そして聖子といえば、クリスマスディナーショーの“女王”。1人約5万円と芸能人トップクラスの高額ながらも、豪華なコース料理を堪能しつつ、間近で生の聖子が見られるとあって、毎回全公演がほぼ完売する人気ぶり。昨年は芸能人最多の23公演を開いた。
「聖子さん側がコロナ感染のリスクを危惧され……」
しかし、今年はその“お家芸”も大幅に縮小されることに。毎年、聖子のディナーショーを開いていた各ホテルを取材すると「先方からの連絡がない」「今年はありません」とのこと。
ホテルニューオータニの関係者はこう明かす。
「聖子さんのディナーショーはクリスマスの目玉になるので、当方としては開催したかった。しかし、聖子さん側がコロナ感染のリスクを危惧され、10月に入って取り止めることを正式決定しました」