平日の通勤時間帯に、大胆にも女性への性的暴行を企てた東京都葛飾区東水元の無職、金子一義容疑者(21)が11月28日、強制性交等致傷の疑いで警視庁に逮捕された。
事件は11月18日午前8時ごろ、葛飾区にある都立「水元公園」で起きた。東京23区内で最大規模の公園で、金子容疑者が目を付けたのは、1人でジョギングを楽しんでいた面識のない40代女性だった。金子容疑者はこの女性に後ろから襲いかかり、カッターナイフを突きつけて「殺すぞ」と脅すと、首を絞めて茂みの中に引きずり込んだ。
性的暴行を加えようとしたものの激しく抵抗され、偶然いた通行人にも気づかれたため現場から逃走。女性はもみ合った際、あごに全治2週間のけがを負った。
コロナ禍での運動不足を解消しようとジョギングを始める人が増えているなかでの、あまりにも悪質な犯行。人相や服装などの情報を基に警察官がたどり着いたのは、現場から約2キロ離れたアパートだった。部屋を訪ねると、そこには包丁を手にした金子容疑者が立っていた。
捜査関係者が語る。