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 自己紹介文には遺体遺棄現場となった那須のことも書かれていた。

《はじめまして! 東京在住の29歳、●●●(※偽名)と申します。プロフィールを見て頂き、ありがとうございます!

(仕事)

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 2019年7月より東京都内の保育園で保育士として働いています。以前は埼玉県で介護士をしていました。

佐藤容疑者のものと思われるアカウント

(オフの過ごし方)

 基本的に土日祝日休みです(土曜日は月1~2回出勤があります)予定がない時は、祖父母の家に行ってゆっくり過ごしています。(根っからのおばあちゃんっ子でした笑)友人と旅行に行くこともあります。2019年は那須と徳島に行きました。また、ディズニー大好きです。イベント毎に行けたら良いなぁと思っています。2013.2014には両パークの年パス持っていました。そのときは年40~50回程度行ってました。

富塚さんの遺体が遺棄されていた那須の別荘地周辺 ©文藝春秋

「普段出会えない方とめぐり逢えたら」

(趣味)

 旅行です。色々な所に行きたいと思っていますが、なかなか時間がないので近場でストレス発散しています。那須には0歳の時から毎年行っています。自然豊かな那須は最高です。

 普段出会えない方とめぐり逢えたらと思っています。もし、少しでも気になって頂けたらよろしくお願いします!!》

 佐藤容疑者は同アプリにある他の自己紹介欄にも「保育士」であることを全面的にアピールする書き込みをしていた。

職場関係者は「アイツがまだ保育士を……」

 佐藤容疑者が勤務する保育園の園長や保護者は、「子供たちを分け隔てなく可愛がりトラブルもなかった」「優しい穏やかな先生だった」と声を揃えていた。しかし、この保育園で働く前に長年佐藤容疑者が勤めていた介護施設の幹部は、意味深な言葉を記者に残した。

「我々も(施設を)守る立場なので、詳しくはいえません。ですが、アイツがまだ保育士をやれているんですか……」

佐藤容疑者 ©文藝春秋 撮影・細尾直人

 警視庁は12月7日早朝、佐藤容疑者を死体遺棄容疑で東京地検に送検した。移送の際、警察署の敷地内をゆっくりと歩いた佐藤容疑者は、車両の窓ガラスに映った自身の顔をまじまじと見つめていた。

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