東京都豊島区在住で大手銀行系消費者金融会社に勤める、富塚沙織さん(35)の遺体が栃木県那須町の山林で見つかった事件。死体遺棄容疑で逮捕されたのは、豊島区目白に住む元介護士で保育士の佐藤喜人容疑者(29)だった。佐藤容疑者は9月24日ごろ、親族が所有する那須の別荘の山林で富塚さんの遺体を遺棄した疑いがもたれている。
容疑者親族は「申し訳ない」
別荘を所有する佐藤容疑者の親族が語る。
「那須町の別荘には年に1、2度行っていました。彼(佐藤容疑者)が那須に行く時も、いちいち連絡がくるわけじゃないので把握していませんでした。私は親族の中でも、彼とは頻繁に会っていたほうだと思います。最後に会ったのは逮捕される直前、12月5日の土曜日でした。でも、そんなに変わった様子はなかった。もとからあまり喋らない子で、親族である私でさえも、どういう性格か答えられないくらいです。彼がやったことに対しては、本当にショックだったし、被害者にも被害者のご遺族にも申し訳ない気持ちでいっぱいです」