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不登校、拒食症の心配を乗り越えて

 愛子さまは幼少期に『発達障害なのでは』といった心ない噂を流され、学習院初等科時代には男子児童の乱暴に起因する不登校が取りざたされたりもしました。学習院女子中等科時代には、げっそりとやせられたことから拒食症を疑われたこともあります。

2016年12月の愛子さま。痩せられ、ご体調が心配されていた ©共同通信社

 皇后陛下の『適応障害』の病気療養が長引く中で、決して順風満帆といえるご成長の軌跡ではありませんでしたが、ここ数年で状況は一変しました。学習院女子高等科の卒業式に際しては、報道陣を前に『お世話になった先生方やお友達、全ての関わってくださった皆さま方に心から感謝しております』と笑顔で述べられています。

 10月に新入生ガイダンスのため入学後初めて大学に足を運ばれた際には報道陣の呼び掛けに、『新しい知識を得た時に感じられる喜びを大切にしながら、さまざまなことに取り組んでいければと思っております』と抱負を語られました。凛とした受け答えに『さすがは天皇家の長子』と感心させられた国民も少なくなかったのではないでしょうか」(同前)

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女性天皇を認めることに85%が「賛成」

 共同通信が4月25日に発表した世論調査では、女性天皇を認めることに「賛成」「どちらかといえば賛成」のいずれかを選んだのは計85%に上り、母方のみに天皇の血筋がある女系天皇も計79%が賛成の意向を示している。こうした傾向は、愛子さまがご立派に成長されたことで“愛子天皇容認論”が強まっていることの証左とも受け取れる。秋篠宮家の長女・眞子さまのご結婚問題で秋篠宮家に逆風が吹く中、もしかしたら“愛子天皇待望論”へと変わりつつあるということなのかもしれない。政府関係者が話を継ぐ。