「A子さんは性格がよくてちょっと天然な、嫌味のない美人」
ラウンジ「X」の関係者が、絶対匿名を条件に重い口を開いた。
「A子はお父さんが外国の方でとにかく可愛い。昼はアパレルの仕事をして、週1、2回ほど『X』でアルバイトをしていました。性格も良くて、A子からはお客さんの愚痴や同僚の悪口を聞いたことがない。
店内にある1、2段の階段を上がったところに女性従業員が待機するスペースになっていた一番大きいテーブルがあるのですが、A子はその待機テーブルではなく、なぜかいつもバックヤードの控室の端っこにいました。なぜそこにいるのか聞くと『ここが落ち着くんだよね』と笑顔で話していた。綺麗で性格がよくてちょっと天然で、まさに嫌味のない美人でした」
A子さんは若いこともあり、男女問わず従業員から妹のように可愛がられていたのだという。そんな可憐な女性の人生は、11月27日に来店した光本氏らの席についたことで暗転する。
「その日、光本さんのグループは確かに個室で飲んでいました。その席にA子もついていた。その日、A子は珍しく随分酔った様子で、0時頃にはトイレの前でうずくまっていたところが目撃されています。それでもまた個室に戻り、しばらくして光本さんらが退店しました」(同前)
その後、A子さんは姿を消していたという。
「A子は段ボール箱に頭を突っ込んで倒れていた」
「閉店時間の午前3時。女性従業員らはその日の給料をバックヤードで受け取って帰り支度をするのですが、そこにA子の姿がなかったんです。みんな不思議に思っていたようですが、『何か用事があったのかな?』くらいで、特に問題視していませんでした。しかし、A子は光本さんたちが退店した後は空いていた個室にいて、段ボールのような箱に頭を突っ込む形でぐったりし、酔い潰れてしまっていたようなんです。
営業中、女性従業員はそれぞれのお客さんの席についていたので、多くの子はA子がそんな状態になっていることには気がつきませんでした」
A子さんは極度の酩酊状態にあったようだ。しかし、光本氏はA子さんの様子について、デイリー新潮の取材にこう語っている。
《彼女が気持ち悪そうだとか苦しそうな顔をしていたというような記憶はありません。終始楽しそうにしていらっしゃった》
《本当にちょっと吐いただけという感じでしたし、お店の方がしっかり介護している様子を見届けてから1時半頃に帰りました》
「A子の具合はかなり悪そうでした。しかしまさか亡くなるとは……。一緒に個室についていた女性従業員らが『A子がかなり飲まされていた』と話していたので、『テキーラチャレンジ』をさせられたんだろうなと思いました」(同前)
そもそも「テキーラチャレンジ」とは、15分以内にアルコール度数の高いテキーラをボトル1本飲み干すという、光本氏が発案した“ゲーム”だという。