A子さんの友人は祭壇に手を合わせるため、A子さんの実家を訪れている。A子さんは母親を早くに亡くし、実家で外国出身の父親と2人で暮らしていた。
A子さんの父親は「真実が知りたい」
「お父さんは、A子の帰りが遅いと電話をかけてくることもあって、A子をとても大切にしていることは知っていました。父娘関係もよくてA子は『一人暮らししたいけど、お父さんが1人になるのが可哀想』と実家で暮らしていたくらいです。だからお父さんの悲しむ姿がとても心苦しくて……。
お父さんは日本語がそんなに得意ではないので、A子がなぜ亡くなってしまったのか、あまりわかっていない様子でした。SNSで話題になっていることもご存じないようでした。ただ『真実が知りたい』と。『A子は亡くなってしまったけど天国に行くのではなく、一心同体だからA子の分までいっぱい笑わなければ』と気丈なことも話してらっしゃいました」(同前)
「一気飲み」は深刻な社会問題だ。学生を中心に急性アルコール中毒で救急搬送されたり、死に至るなどの事例は後を絶たず、早稲田大学をはじめ、飲み会での一気飲みを禁止している大学も多い。2017年12月に近畿大学の男子学生がテニスサークルの飲み会で酒の一気飲み後に死亡した事件では、両親が学生ら18人と大学に約1億500万円の損害賠償を求め訴訟を起こし、今年10月7日には第1回口頭弁論が大阪地裁で開かれている。
光本氏に、事実確認や一気飲みの危険性についての見解を求めたところ、以下のような回答があった。
光本氏は取材に「私の軽率な判断と行動も一端」
デイリー新潮のインタビューで答えていた内容と重複するところもあったが、12月4日にラウンジ「W」で酒席を囲んだことについて「知人との会が既に予定されていたので参加しました。テキーラを飲むゲームを行っておりません」と回答。
また、一気飲みが社会問題となっている現代において、複数回にわたってテキーラチャレンジを提案していることについては以下のような見解を寄せた。
「女性がどのような理由・原因で亡くなられたのかについて正確な情報は把握できておりませんが、いずれにせよ私の軽率な判断と行動も一端となってこのような事態を招いたことは自覚しており、女性やそのご家族、ご親族、ご友人の皆様にとって取り返しのつかない結果を招いてしまったこと、お店や関係者の方々に多大なご迷惑をおかけしてしまったことにつき、ただただ申し訳ない気持ちで一杯であり、自らの行動を深く反省し、後悔しています。今回の事態を重く受け止め、自分の中の傲りや立ち居振る舞いを見直し、この反省を決して忘れることなく深く胸に刻んで参ります。
改めて、亡くなられた女性、かけがえのないご家族を亡くされたご遺族様には、このような結果となりましたことを深くお詫び申し上げますとともに、心から女性のご冥福をお祈り申し上げます」
12月12日(土)21時から放送の「文春オンラインTV」では、本件について担当記者が詳しく解説する。
※事実関係を確認し、落合陽一氏のお名前は削除いたしました。(12月12日20時00分)
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