実際、A子さんは亡くなる前にテキーラチャレンジをしており、光本氏はインタビューで《750ミリリットルくらいのテキーラ1本を制限時間の15分以内に飲み干せたら、10万円をご褒美としてもらえるという内容》《楽しくお酒を飲んで盛り上がりたいという、他のよくある飲み会ゲームと同じ趣旨のレクリエーション》などと説明している。
有名だった「光本さんのテキーラチャレンジ」
光本氏はテキーラチャレンジについて《私は毎度このゲームをやっていたわけではなく、どちらかといえば稀にしかやりません》とも語っている。しかし他の店に勤める女性によると、光本氏のテキーラチャレンジはラウンジ界隈では広く知られていたようだ。
「女性が亡くなる前から、光本さんの名前とテキーラチャレンジの話は有名でしたよ。1年ほど前には西麻布のラウンジ『Y』で飲み干した子がいました。その子はお酒に強かったこともありあっけらかんと武勇伝のように語っていましたが、六本木のラウンジ『Z』で挑戦した別の女性はかなり辛かったようです。その後、お店に光本さんの接客NGを出しています」
ラウンジ「Z」で光本氏がテキーラチャレンジを提案したのは1度ではないという。別のラウンジ関係者が語る。
「上客なので断れない空気」「ビビッてる子も結構いた」
「1年前くらいだったと思います。光本さんの席には複数の女の子がついていたのですが、ほぼ全員が順番にテキーラチャレンジをさせられていました。光本さんからは『断っても良いけど、断るならもうこの席付けないからね』と言われ、実際に断った子は『じゃあすぐ替わって』と席を外させられました。
この日は制限時間はなしで、光本さんの指名で順番にテキーラチャレンジをしていたのですが、『もう無理です』とトイレに吐きに行く子もいた。1人が失敗すると光本さんは『じゃあ次行こうか』と新しいテキーラボトルを注文するんです。女の子には『お酒は飲まないと強くならないからね。こうやって飲ませた方が良いでしょ』と話していました。
光本さんは上客なので断れない空気がすごいんですよね。個室で飲むことが多い方なので助けも求めにくいし……。しかも光本さんはちょっと押しが強いところがあって、ビビッてる子も結構いました」
「光本さんのインタビューには気になることはあった」と語るのは、また別のラウンジ関係者だ。
「光本さんの(デイリー新潮の)インタビューでは、テキーラチャレンジを“志願”したA子さんに《「ほんとにできる? 大丈夫?」と繰り返し確認》したとか、《ボトルを開ける前に、もう一度再確認しました。「自己責任と自分の判断になるけどやる? どうする?」と、他の10人にも聞こえる声ではっきり。》と話していましたが、ここにも違和感しかないっていうか……。A子さんが亡くなった後も、光本さんたちは結構無茶苦茶な飲み方をしているんですよ」