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入手元については供述を拒否

 今後は縁を断ち切るとしながらも、大麻が合法化されている国があり「意識が甘くなった」とも話した伊勢谷被告。逮捕時に所持していた大麻は2、3日前に入手したものだというが、その入手元の知人を尋ねられると「知人を世の中にさらすことが必要とは考えられないので、話せません」と冒頭の通り、供述を拒否した。

深くお辞儀をする伊勢谷被告 ©共同通信

 初公判では、自らが代表取締役を務める「リバースプロジェクト」について、多くを語った伊勢谷被告。環境問題の改善などに取り組む会社で「人類の未来をいかようにしていいものにするかを考えて、リバースを作った」などと持論を展開。著書のタイトルにもなっている「社会彫刻」という一般人には難解なキーワードも飛び出し、独特な世界観を語っている。芸能界への復帰の未練などは話さなかったがリバースについては「一人間として、そういった活動を続けていきたい」と話した。

 しかし今回の事件によって「稼いだお金の大半を提供せざるを得なくなった」と話すように、売れっ子だけに多額の違約金などの支払いが生じたようだ。

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©AFLO

ツイッターのアカウント名に「挫折禁止」の文言が

 判決で村田千香子裁判官は「自ら使用するために所持する量としては多量で使用歴も考慮すると、被告人の大麻との関わりは深い」とした上で、「リラックスのために使用していたという動機を酌むことはできない」と断じた。

 一方で村田裁判官は説諭で「大麻との関係をしっかり断ち切り、また活躍してほしい」とエールも送っている。芸能界からも復帰を応援する声が聞かれるが、当の本人は判決後にコメントを出し、「判決を受け入れるとともに心からお詫び申し上げます」と謝罪した。その上で「今一度許される事があるならば、社会活動に勤しむ所存です。私が信念として持ち続けている『挫折禁止』の言葉通り、自分の人生を諦めずに生きてゆきたいと考えています」とした。

 ツイッターのアカウント名にも「挫折禁止」の文言を入れる伊勢谷被告。彼にとっての挫折は「大麻を止める」ことではないことをファンらは祈っていることだろう。