放送目前に迫った第71回紅白歌合戦。「この人の曲を聴かなきゃ年は越せない!」と思う歌手は誰なのか、「文春オンライン」メルマガ読者に聞きました。
アンケートは、12月15日までの54日間実施。「本当に聴きたい歌手」を最大5組(最低3組は必須。1位=6点、2位=5点、3位=4点、4位=3点、5位=2点)挙げてもらいました。期間中、13歳から84歳までの幅広い層から、票数で2522もの回答をいただきました。男女比は、5:5でした。
本稿では、「本当に聴きたい歌手」ベスト100のうち、いよいよ「ベスト20」を発表していきます。
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20位 竹内まりや「曲が流れていた頃の思い出が甦る」
今年11月発売された初の映像作品『souvenir the movie』が、ソロアーティストによる「映像3部門同時1位」歴代最年長記録(65歳8ヵ月)に。2021年4月からは7年ぶりのアリーナツアーが予定されています。26位にランクインした山下達郎との共演を望む声も多くありました。
「作り込まれた歌詞内容とメロディがいい」(61・男)
「滅多にテレビに出ないので、懐かしのメドレーを聞きたい」(40・女)
「曲が流れていた頃の思い出が甦る」(63・男)
「先に進みすぎていた時期があるが、時代が追いついてきた感があり、円熟した歌唱を聴きたい」(62・男)
「夫婦でみてみたい」(63・男)
19位 NiziU「9人でのパフォーマンスがみたい」【出場○】
ソニーミュージックとJYPの合同オーディション「Nizi Project」より1万人から選ばれた9人によるガールズグループ。12月2日のCDデビュー前に異例の紅白初出場を決めました。12月20日には活動休止だったメンバーのミイヒの復帰も発表され、9人揃ってのステージが期待されています。
「かわいくて癒されるから」(50・男)
「9人のパフォーマンスみたい」(48・男)
「姪っ子の名前がマユカなので注目していた。紅白出場は順当!」(55・男)
「流行っているから」(34・女)
18位 松田聖子「私の青春そのもの」【出場○】
18位にランクインしたのは今年デビュー40周年を迎えた松田聖子。9月には記念アルバム「SEIKO MATSUDA 2020」が発売になりました。今年の「輝く!日本レコード大賞」では「特別賞」を受賞しています。
「アイドル時代のメドレー曲が聞きたいです」(61・男)
「私の青春そのもの」(55・女)
「一番よく聴いて曲を知っているから」(60・女)
「元気をもらえます」(58・男)
17位 松任谷由実「コロナに打ち勝つ希望に満ちた歌を聴きたい」【出場○】
ユーミンこと松任谷由実が17位に。今年2月に行われた、毎年恒例の苗場ライブは40回目を迎えました。12月2日放送「FNS歌謡祭」(フジテレビ系)では出川哲朗、田中裕二、岡村隆史からなる「スモール3」が松任谷由実のステージに登場。今年の紅白の舞台では名曲「守ってあげたい」を初歌唱します。
「日本が誇る女性シンガーソングライター。オリジナリティあふれる歌詞とメロディは天才的」(68・男)
「懐かしさとユーミン独特の歌声は現代に聴きたい」(53・女)
「コロナに打ち勝つ希望に満ちた歌を聴きたい」(67・男)
15位 北島三郎「こんなときだからこそ、乱れ舞う紙吹雪を」
15位は北島三郎。2013年の紅白で史上初の出場50回を達成したのを機に「紅白卒業」を発表。通算トリ回数13回は、美空ひばり、五木ひろしと並んで歴代1位です。2018年の平成最後の紅白には特別枠で出場しています。今回はスペシャルゲストとしてリモート出演し、歌唱はしませんがメッセージを届けることが発表されています。
「北島三郎さんに紅白を締めてほしいです」(43・女)
「この人の大トリの暴風警報なみの紙吹雪には感動しました。『まつり』『風雪ながれ旅』聴きたいですね』(43・男)
「やっぱり年末には出て貰いたいです」(60・女)
「北島三郎さんの『まつり』を聴きたい。こんなときだからこそ、迫力のある歌声と明るく元気な曲調、乱れ舞う紙吹雪を見たいなぁ」(64・女)
15位 宇多田ヒカル「他にはない唯一無二の存在」
15位には12月9日にデビュー22周年を迎えた宇多田ヒカルがランクイン。今年、完結編となる映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のテーマソング「One Last Kiss」を書き下ろしました。12月には「First Love」「初恋」にインスパイアされたNetflixオリジナルのドラマの制作も発表されています。
「日本を代表する歌姫だから」(42・女)
「母になったあとの宇多田ヒカルの歌を紅白の場面で聴きたい。圧倒的な歌唱をコロナ禍のこの一年を生きた私たちに聞かせて欲しい」(36・女)
「ライブにも行くくらい好きなアーティスト。特別な歌声で癒やされます。最近の枯れてきた感じも好き」(39・女)
「日本の歌番組も滅多に出なくなってしまったので、紅白という機会で見られたら嬉しいな…と思いました」(39・女)
「他にはない唯一無二の存在」(60・女)