Q 家族のがんを「死刑宣告されたようなものだからたいへんだね」と言う上司

 父ががんと診断され、これからどのように治療していくか、どのような状態かの検査など、まだまだ手探りで家族みんなで心配している状況です。病院の付き添いなどで職場にも迷惑もかかると思い、課長にその旨を報告したところ「死刑宣告されたようなものだからたいへんだね」と言われて傷つきました。もうこの人と仕事したくないです。謝罪を求めるべきか悩みます。(40代・女性・会社員)

A 突っかかっていって良い目にあったことがありません

 正しさからいくと謝罪を求めましょう、そんな人と仕事をすることはないですというところですが、結構失礼な人多いです世の中。ツイッター用語に「FF外から失礼します」というのがあります。たしかフォローしてないされてない通りすがりの者ですが失礼しますという意味ですが、大体その後にもの凄い失礼な一言が付け加えられていたりします。頭下げてきたと思ったら頭突きだったみたいな印象です。

 ただそこから突っかかっていって良い目にあったことがありません。よくいじめっ子が、こっちがムキになると正しい間違ってるじゃなくて「ムキになってる」という状態を茶化しはじめてケラケラ笑ってバカにする時あるじゃないですか、あれが始まるんです。

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 その課長、絶対失言まみれな人なんですが、問いつめたところで「そんな重くとらえないでよ」みたいな火にガソリン注ぐようなことを言うタイプです。倍ガッカリして疲れるのもバカらしいのでここは一回流しませんか。課長の言葉としては「たいへんだよね」という部分だけもらっておきましょう、状況が進むごとに最低限の経過を報告していきましょう。仕事のこと、職場のことは一旦それでいいと思います。

 それより今はお父さまの検査結果、これからの治療について全精力を傾けていく時だと思います。今、がんと診断されることは別に死刑宣告じゃありません。うちの父も母もがんを患ってます。進行形です。ただ有り難いことに治療がうまくいっていて今、定期検査をしながら動向を見ている状態です。これからあなた自身の負荷も大きくなると思います。冬に入ります、お身体ご自愛ください。

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