「説明すべき方がきちんと説明をしていくことがきわめて重要」

 宮内庁の西村泰彦長官は12月24日の定例会見で、秋篠宮家の長女・眞子さま(29)と婚約が内定している小室圭さん(29)の母・佳代さんと元婚約者男性を巡る金銭トラブルについて、12月10日の会見に続いてあらためて見解を示した。

2017年9月3日、婚約内定記者会見での眞子さまと小室圭さん ©JMPA

 西村長官は「もし誤った情報があるのならば小室さん側が正しつつ、金銭トラブルに関してこれまでどのような対応をしてきたのか、わかりやすく説明を行うことで、国民の皆さまに事実関係を正確に理解していただくことができるのではないかと考えています」として、小室さん側の代理人弁護士とも認識を共有していると述べたという。

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2020年、眞子さまお誕生日に際してのご近影 宮内庁提供

 西村長官による前回の定例会見は「異例の苦言」とも報じられ、今回はより慎重な表現にとどめながらも、宮内庁としても眞子さまのご結婚問題を前に、困惑し対処しかねている様子がうかがえる。

紀子さまが和歌に込められた思い

「花梨の木のうへに浮かびたる白き雲青空とほる風をおもへり」
 
 2020年12月に発行された学習院女子中・高等科の同窓会である常磐会の機関誌「ふかみどり」には、この紀子さまの御歌(おうた)が収録されているという。

2020年、紀子さまお誕生日に際してのご近影 宮内庁提供

 学習院女子部を卒業された皇族方の中には「ふかみどり」に御歌や御俳句、御近況を記されている方もいらっしゃる。収録する御歌は皇族方から賜るもので、紀子さまはお写真も掲載されている。爽やかで青々としたカリンと思われる木の上に、白い雲が浮かんだお写真だ。カリンの花言葉のひとつは「唯一の愛」。この歌に紀子さまはどのような思いを込められたのだろうか。

 この機関誌には、「望月に月の兎が棲まふかと思ふ心を持ちつぎゆかな」という眞子さまが今年の歌会始で詠まれた歌も掲載されている。小室圭さんは眞子さまを月にたとえ、眞子さまは小室さんを太陽にたとえて見つめ合い、幸せの絶頂だった婚約内定記者会見を彷彿とさせると話題になった。