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佳子さまが初めての宮中晩餐会でお召しになったジュエリーは…

 女性皇族方は、宮中晩餐会や園遊会などで、華やかなドレスとともにジュエリーをお召しになる。たとえば2015年6月、秋篠宮家の次女・佳子さま(26)が20歳の時に初めて出席された宮中晩餐会では、フェミニンなレースがあしらわれたベビーピンクのドレスに、パールのネックレスとイヤリング、左腕にはブレスレット、右手の薬指には指輪をお召しになっていた。

2015年6月、フィリピンのアキノ大統領を招いた宮中晩餐会に出席された佳子さま ©時事通信社

雅子さまは「10代最後の年を心豊かに過ごしてほしい」

「学び舎の冬日あかるき窓の辺に集へる友の影重なりて」

 昨年末に発行された学習院女子中・高等科の同窓会である常磐会の機関誌「ふかみどり」には、この愛子さまの御歌(おうた)が収録されている。愛子さまは学習院女子高等科を卒業されて、常磐会の名誉会員になられたという。女子部時代の楽しかった思い出を振り返られた歌だろう。愛子さまは昨年4月に学習院大学文学部日本語日本文学科に入学され、雅子さまは昨年の誕生日に際してのご感想で、母としての思いをこのように綴られている。

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2020年、愛子さまお誕生日に際してのご近影 宮内庁提供

「早いもので来年には成人することを思いますと、幼かった頃のことも懐かしく思い出され、感慨深いものがあります。現在は、新型コロナウイルス感染症の影響により、世の中の多くの学生の皆さんと同様に、オンラインで授業を受けながら、新しい分野の勉強に忙しい毎日を過ごし、大学生としての生活を大切に過ごそうと努めているように見えます。愛子には、これからも多くの方からいろいろなことを学びながら、10代最後の年を心豊かに過ごしてほしいと願っています」

2020年、雅子さまお誕生日に際してのご近影 宮内庁提供

 愛子さまは12月に成年を迎えられる。皇族方のご成年は佳子さま以来7年ぶりのことだ。来年は「新年祝賀の儀」などへのご臨席のほか、「歌会始の儀」では愛子さまも歌を披露されることになるだろう。今年、政府による「皇女」制度の創設検討はどのような進展を見せるのか。多くの国民が、愛子さまのご成長ぶりとともに見守っている。