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1年間で220泊した私が選んだ「本当によかったホテル&旅館」50選(2020年9月~12月編)

2021/01/11

genre : エンタメ, , 娯楽

note

■10月25日(日)ベッセルホテルカンパーナ名古屋(名古屋市中村区)

https://www.vessel-hotel.jp/campana/nagoya/

 

 ベッセルホテルの泊まり比べも多くなってきたが、アッパーブランドである「カンパーナ」はそれぞれ個性があって楽しい。名古屋の特徴としては、駅近でこれだけの平面パーキングがあるところは希有という点だ。

 

 客室の窓からは名駅ビル群が望める。ベッセルホテルズは大浴場を設ける施設が多いが、チェーン全般の特徴として高めのサウナ温度に加え、低温の水風呂が統一されていることが挙げられるだろう。サウナ好きなら比較するのも楽しいかもしれない。朝食では、尾張の純系名古屋コーチン生卵かけご飯は必食だ。

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■11月02日(月)ヒルトン東京お台場(東京都港区)

https://www.hiltonodaiba.jp/

 

 都心の人気観光スポットに立地する有名ホテルだが、人気の秘密は全室に設置されたバルコニーからのレインボーブリッジビューといえる。風が吹き抜けるような(実際吹き抜ける)客室は“停滞しない空気”というイメージもあいまって、このご時世に支持されているが、何より秀逸なのは外気による室温調整が優れている点。全館空調に辟易としている身としては欣喜雀躍だ。

 

 そんなホテルの真骨頂はテラスジャグジー付きスイートだろう。夕闇が迫る頃お湯を張りはじめるのがグッドタイミング。都心で手軽にリゾートステイが愉しめるという点ではポテンシャルの高いホテルだ。

■11月07日(土)クインテッサホテル札幌すすきの(札幌市中央区)

https://quintessahotels.com/susukino/

 

 札幌ススキノ南6西4交差点「かに本家」並びのホテルと聞けば、わかる人にはわかる。“ここにホテルが?”というかなり攻めてる立地だ。夜遅くまでススキノを満喫するのには申し分ない場所であることは間違いない。

 

 こちらも攻めてるロビーから客室へ入ると一転、クインテッサらしいウッディを基調とした落ち着いた雰囲気。照明がはめ込まれたライティングデスクは、独立した空間のような仕上がりでデスクワークに集中できる。