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「実はこの部屋、事故物件なんです」は本当? 大島てるが明かす“不動産業者のおとり広告テクニック”

「実はこの部屋、事故物件なんです」は本当? 大島てるが明かす“不動産業者のおとり広告テクニック”

事故物件サイト運営人が振り返る“2020年の重大事件” #2

2021/01/11
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業者が一番困る返答とは?

 これから引っ越しをする人も、もし不動産屋で「ここは事故物件なんです」などと言われたら、少し注意してみてください。本当に事故物件である可能性ももちろんありますが、おとり広告で来店させるテクニックとして嘘をついているのかもしれません。

 いずれにせよ、そうした情報を教えてくれたからといって「親切だ」「信用できる」と素直に思ってしまうのは、不動産屋の営業トークにはまっている証拠かもしれません。

©iStock.com

 ただ、一つ疑問なのは、「ここは事故物件です」と言われた客が、「事故物件でも全然構わないので、ここに決めます」と言ってきたら、その業者はどうするのかということです。少数ではあるものの、事故物件であっても気にしない人は世の中に確実にいるので、そうした答えが返ってくる可能性もゼロではないと思うのです。

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 おとり広告を掲載している業者からすれば、そうした客に当たってしまうことが、いちばん怖い話なのかもしれません。

「実はこの部屋、事故物件なんです」は本当? 大島てるが明かす“不動産業者のおとり広告テクニック”

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