7万円超え...高価なアルバムとDVDも売れ行き好調で完売
しかし、そんな少年隊のひたむきな姿を応援してきたファンの熱量は高い。
「少年隊のファンは他のジャニーズグループのファンと比べて、ファン歴が長く、思いも強いことで有名です。ファンに支えられ、少年隊デビュー35周年当日である2020年12月12日に発売されたベストアルバム『少年隊 35th Anniversary BEST』の売れ行きはかなり好調ですよ」
CD3枚の通常盤は3000円(税別)と普通の値段だが、完全受注生産の限定盤はCD5枚にDVD7枚でファンクラブ会員2万5000円、一般2万8000円と超高額。受注生産の限定盤で発売された、ミュージカル「PLAYZONE(プレゾン)」の22枚組DVDボックス「少年隊 35th Anniversary―PLAYZONE BOX 1986~2008」もファンクラブ会員3万2000円、一般3万5000円だ。一般のファンが限定盤のベストアルバムとDVDボックスを買うと、税や送料込みでなんと7万円を超える。
「非常に高価なアルバムとDVDでしたが、売れ行き好調で完売。特にアルバムは1999年の『Prism』以来21年ぶり、ベストアルバムということでは、名作の呼び声も高い1988年3月発売の『BEST OF 少年隊』以来のリリースとあって、フリマアプリなどでもプレミア価格がついている。アルバムとDVDボックスはセットで25万円の高値が付けられました。それでも買い手がついています」(前出・スポーツ紙芸能デスク)
ベストアルバムは当然のごとくチャートのデーリー1位、週間でも4位を記録した。
だが、その一方で、思わぬ騒動も勃発していた。完全受注生産の申込期間が昨年9月23日から10月9日までと短く、申し込みに間に合わなかったファンから再生産の声が上がった。
「加えて22枚組のDVDにバグが見つかったんです。しかも商品不備による交換が10日間に限定されていたため非難が殺到しました。『10日間で22枚のDVDをチェックするのは無理!』という声を受けて、この制限は後に撤回されました」(レコード会社宣伝マン)