昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

2021/01/22

(7)2020年4月25日 都知事・小池さん、突然「いのちを守る STAY HOME週間」とか言い出す

「いのちを守る STAY HOME 週間」1都3県共同キャンペーン(東京都制企画局)
https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/information/0423message.html

 アピールすればいいってもんじゃないだろうと思いつつも、いまやステイホームは週間どころか年間になったというオチになっておりますが、前回の緊急事態宣言中にこんなことを言うておられます。

 その後、「3密回避しろ」と小池さんは言っているのに小池さんの都知事記者会見はしばらく密閉されたところに担当記者さんやカメラマンがひしめく場所で行われていることを批判され、いつの間にかステイホーム週間という働きかけ自体がフェードアウトしました。

 確かにパフォーマンスをしたい小池百合子さんからすれば、聴衆が目の前にいないと単に緑の服を着てスベってるおばさんになってしまうので、無観客試合にしたくないのかもしれません。

 思いつきで宣言を出すのはほんとやめましょう。

(8)2020年5月14日 府知事・吉村さん、突然意味不明の新指標「K値」を参考にすると発表

新指標『K値』を吉村知事が重要視「大阪モデルの数値基準の一つ(感染源不明者の7日間移動平均)も考え方は近い」(東京中日スポーツ)
https://www.chunichi.co.jp/article/23933

 大阪大学の中野貴志教授らが考案したとされる意味のよく分からない「K値」なる指標を大阪独自の事態宣言で参考にすると吉村さんが言い出し、そのあまりの非科学的な馬鹿馬鹿しさに国民全員が椅子から落ちた事案がこちらです。

5月14日、「大阪モデル」について話す吉村洋文府知事 ©️AFLO

 何しろこの指標、感染者が増える都度「もうピークだ、これから感染者は減る」「もうピークだ、これから減る」と計算し直しては楽観的な見解しか出さないため、ゴールポストが動き過ぎていつまでも対策の参考にできないという優れものであります。この「大阪発祥のものに飛びついて、大阪は東京など他の地域とは違う対策で頑張ってる」方向で突き進んだ結果、ここまで駄目なものを掴んでしまう状況はさすがに反省して欲しいです。

 適切な判断に必要だからと言って、思いつきのような指標を使うのはやめましょう。(後編に続く)

この記事の写真(4枚)

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー