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「宅配に使うため」自転車窃盗の男を逮捕
新型コロナウイルスの感染拡大で、利用者が増えている食事の宅配サービス。配達員が自転車で街中を飛び回る光景は日常的となったが、配達員による犯罪は今回が初めてではない。
大阪府警は昨年11月、ウーバーイーツ配達員の男(20)を窃盗容疑で逮捕した。男は8月から9月にかけ、大阪市内の集合住宅の駐輪場からクロスバイク3台を宅配に使うために次々に盗んでいた。
「ブレーキの調子が悪くなったりタイヤの空気が抜けたりすると、別の自転車を盗んで乗り換えた。少しでも多く配達したくてスポーツタイプの自転車を狙った」。
男は動機について、こう供述したという。
配達員の交通ルールの無視も社会問題化している。東京・池袋では8月、歩行者の女性が自転車にはねられ、けがをするという事件が発生した。警視庁は11月にウーバーイーツ配達員の男(36)をひき逃げの疑いで書類送検した。警視庁は12月に配達員を対象とした交通安全の講習会を初めて開くなど、対応を強化している。