『日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術』(洗濯ブラザーズ 著)アスコム

 洗濯物の9割はじつは家で洗える。学生服もダウンジャケットもカシミヤのセーターも。しかもドライクリーニングに出すより家で洗った方がキレイになる場合もある。ではその正しい洗い方とは――。クリーニング店を経営し、「洗濯時間をハッピーに」と願う男性3人組の著者が伝授する。

「著者の工場に見学に行くと、業務用の大きな機械の他に二槽式の洗濯機もズラリ。1着ごとネットに入れ、水量、洗剤の量、脱水時間等を調整し丁寧に洗っていました。クリーニング店でもドライクリーニング以外は、基本的に家庭の洗濯と同じように水洗いをしていたんです。ただし彼らはいわば“洗濯オタク”。細かいプロセスが研究・開発され尽くしていました」(担当編集者の高橋克佳さん)

 本書では、その彼らの手の内を惜しげもなく公開。《洗剤の入れすぎはかえって汚れを落ちにくくさせる》《柔軟剤はタオルや肌着の吸水性を損ねてしまう》《水の量は多めに設定》《日本では、ドラム式よりタテ型の洗濯機の方が汚れは落ちる》など目から鱗の項目が並ぶ。

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 また、部屋干し臭や襟の汚れが落ちきらないなど、普段の洗濯の問題点解決法も示されている。

「気に入った服をいつまでも新品同様に、大事に着たいと考える読者が多い。男性読者も全体の3割と少なくないんです」(高橋さん)

2019年10月発売。初版6000部。現在13刷6万部(電子含む)

日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術

洗濯ブラザーズ

アスコム

2019年10月26日 発売