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こうして『川淵氏案 政府難色で一転』(朝日)となる。後任に橋本聖子五輪相の名が浮上したが問題点も一緒に浮上。
《橋本五輪相ありきで人選が進むとすれば、結局は透明性を欠き、同じことの繰り返しになる。希望の祭典が政治劇へと変質した。》(記者の目・スポーツ報知)
寝た子を起こした菅首相
さらに菅義偉首相は透明性を訴えたことで寝た子を起こすことになるかもしれない。息子のことである。
『総務省幹部4人、首相長男らと延べ12回会食…タクシーチケットと贈答品受け取りも』(読売オンライン2月12日)
長男のいる東北新社は総務省が許認可権を持つ衛星放送を手がけている。あれだけ既得権益打破を訴えていた菅首相だが、自身の威光が長男の仕事を利していたなら既得権益ズブズブ側だったことになる。
改革を訴えるリーダーとして大丈夫なのか。国民側には疑心暗鬼が生じる。これを振り払うには明確な説明が必要になる。新たな課題があらわになった。
それもこれも森喜朗先生が透明性の大切さを問題提起してくれたためだ。
「#森喜朗さんありがとう」