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愛子さまと「結婚のことも含めて、話し合う機会というものがあるかと思います」

 今年、愛子さまは20歳の誕生日を迎えられ、学業を優先されながら、公務にも取り組まれることになる。陛下は誕生日会見で、愛子さまのご近況と学習院大学ご進学について、こう述べられた。

「大学での勉強に意欲的に取り組んでいることを私と雅子もうれしく思い、また、少し頼もしくなったように感じております。オンラインでの授業では、課題もかなり多く、愛子もその一つ一つに一生懸命に取り組んでおり、大変そうですが、授業を準備される先生方のご苦労も大きいものと思いました。私たちも、愛子がオンラインで授業を受けているのをそばで見る機会もありましたが、私たち自身も、新たな知見を得ることができたり、何か学生時代に戻ったような気持ちになりました」

「愛子は、普段時間のあるときには、屋外で運動も少ししたりしていますが、家の中で過ごす時間も長いので、私たち家族3人で楽しく団欒する時間を大切にしてくれています」

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2020年、愛子さまお誕生日に際してのご近影 宮内庁提供

 さらに、愛子さまの「将来のご結婚については、陛下はどのようにお考えでしょうか」という関連質問に対しては「大学生活も始まったばかりですので、今後ともいろいろなことを学びながら、自分としての視野を広めていくことになると思います。私もその過程でいろいろなことを恐らく相談に乗ることと思いますので、結婚のことも含めて、いろいろ将来のことも話し合う機会というものがあるかと思います」とお答えになった。

「陛下はご家族への愛情がとても深いと思います」

 愛子さまは、英語に次ぐ第二外国語としてスペイン語を学ばれているという。2006年から陛下とスペイン語の授業を続けているカルロス・モリーナさんは、文春オンラインのインタビューで陛下のお人柄についてこう語っていた。

「陛下はいつも穏やかで明るく、非常に高貴な方です。生まれながらにして天皇になるための教育を受けてこられたことが時折垣間見え、おごりというものが一切ありません。非常に誠実なお人柄です。そして、陛下はご家族への愛情がとても深いと思います」

2008年11月、赤坂御用地内を散策されるご一家。愛子さまは水色カーディガンをお召しに 宮内庁提供

 学習院初等科1年生だった6歳の愛子さまが授業に参加されたこともあり、陛下が学ばれるご様子を身近でご覧になっていたことも、愛子さまがスペイン語に興味を持たれる一つのきっかけになったようだ。

「陛下と愛子さまは、スペイン語の語彙に特化した同じ単語帳をお一人ずつお使いになっています。愛子さまが6歳の頃、陛下が連れてこられ、私がスペイン語の授業をしたことがあります。6歳の女の子が日本語以外の外国語を勉強するのはとても大変なことです。陛下には、まずは遊びながら愛子さまを授業に参加させてみようというお気持ちがおありだったようです。授業は1回30分という限られた時間でしたが、愛子さまは活発に参加されていたと思います。陛下は、愛子さまの授業に同行される時はメモをとったりしてしっかりとサポートされていました」(カルロス・モリーナさん)