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「やめると言い出したとき、相方がいちばんびっくりしてた」 藤森慎吾が語る、吉本をやめないと叶わない“目標”とは

「やめると言い出したとき、相方がいちばんびっくりしてた」 藤森慎吾が語る、吉本をやめないと叶わない“目標”とは

藤森慎吾さんインタビュー#1

2021/02/27
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憶測記事もあったけど……注目されないよりずっとありがたい

――そんな苦労をしているさなか、世の中では「オリラジ、吉本退所」「退所の真相は」「今後ふたりはうまくいくのか」といったニュースが飛び交いました。

 応援してくださる声もたくさん聞こえてきてそれはうれしかったし、同じくらいネガティブな声が上がっていたのも承知してます。裏が取れていない憶測記事も出たりしたけど、まあそういうのは想定していたこと。問題なしです。

 どんなかたちであれ話題にしてもらえるほうが、何ら注目されないよりもずっとありがたいですからね。

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――どんなネガティブな記事を目にしても、そう言い切れるものなのですか?

 僕ら芸人も正直なところ、誰かのことをイジってそれを仕事にしている部分ってある。ネガティブな記事を書く人も同じように仕事でやっているわけで、きっと「今週のうちにインパクトのある記事用意しろよ」とか、いろんなプレッシャーがかかっているんですよ。目くじら立てていてもしょうがないかなと思うようにしてます。

 それに最近はSNSやYouTubeがあって、こちらもいつでも発信できる世の中なのは心強い。「ちょっとそれは違うよ」ということを書かれたら、即座に反論したり、その話題を利用してこちらがネタにできたりもしますから。うまく「お互い様」に持ち込めるとでもいうのかな。

相方がやめる間近になって急に僕もそこに乗っかった

 

――ともに退所したオリエンタルラジオの相方、「あっちゃん」こと中田敦彦さんと比べられることも多かったようです。「中田さんはいかにも独立してやっていけそう。でも藤森さんまで一緒に辞めちゃってだいじょうぶなの?」などと。

 まあそういう反応は自然なんじゃないですか? もともと世間が持っていたそれぞれのイメージ通りでしょうし。

 実際、相方が吉本をやめることはしばらく前から話し合われていて、やめる間近になって急に僕もそこに乗っかったというのが、本当のところですからね。

 だから、僕がやめると言い出したときは、相方がいちばんびっくりしてましたもの。「え、おまえもほんとにやめるの?」って。