2021年コロナ禍のパークが開園当時の雰囲気に近しいと感じた理由
開園当時(1983年)の東京ディズニーランドは、大規模なパレードやショー等がなかったため、パークを訪れたゲストは遊園地のような感覚でアトラクションを楽しむ傾向にあったように思います。更に当初は年間パスポートの販売もされておらず、誰もが入園券を購入してパークに入場している点など、現在コロナ禍で人数制限し、パレードやショーをほぼ行っていない2021年2月時点での現状と非常に近いものがあるように感じました。
1983年の東京ディズニーランドの年間入場者数はオープン初年度にして9,933,000人(一日平均26,000人程度)でしたが、夏期と違い冬季は開園時間も短くゲストが非常に少ない傾向にあるため、2021年2月の雰囲気と非常に似た感じを覚えたのも理由の一つであると思えます。
東京ディズニーランドの今と昔のアトラクションを振り返る
ここで少々、東京ディズニーランドのアトラクションや各施設について振り返ってみます。
現在「美女と野獣“魔法のものがたり”」のある場所には、「グランドサーキット・レースウェイ」というゴーカートがあり、その斜め上にはファンタジーランドとトゥモローランドを結ぶ「スカイウェイ」が通っていました。
この「スカイウェイ(ロープウェイ)」は片道運行だったので、ベビーカーをお持ちの方は乗り場にベビーカーを置いていき、乗り終わってから元の場所に歩いて戻る…という、移動手段としては少々難あり!?な造りにも拘わらず、当時は常に20分少々の待ち時間が発生する人気アトラクションでした。
2000年にオープンした「プーさんのハニーハント」建設のため1998年11月に惜しまれつつその姿を消しましたが、2018年7月10日(火)から、東京ディズニーランド35周年を記念して開催されたプロジェクションマッピングショー「Celebrate! Tokyo Disneyland」で、スカイウェイがイラストで再現されたため、このショーをごらんになった方の中には「あの場面か!」と覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。