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一目置く“パレード”の存在
筆者は東京ディズニーランドのグランドオープン(38年前)から足を運んでおりますが、開園当初から見ていくと、ゲストがこのようにキャラクターに対して熱い思いを込めるようになったのは、パークが年間パスポートを発行し始めた開園5周年の頃から顕著になってきたのではないかと推測します。
開園当時の日本人にとって、最初はどちらかというと乗り物寄りになりがちな東京ディズニーランドで、革命的にゲストの心を打ったのが、エントランスやパレードでご挨拶をするミッキーマウスやミニーマウスをはじめとしたキャラクターたちではなかったでしょうか。
1983年の開園当時は比較的小規模だったパレードが、一躍世間に大きく認知されるようになったのはなんと言っても開園3年目から95年まで行われた、夜を美しく彩る光と音のパレード「東京ディズニーランド エレクトリカルパレード」です。
もちろん、ナイトパレード以外にも、日中行われた各種パレードやステージショーも東京ディズニーランドの大きな魅力。
イースター、サマーイベント、ハロウィーン、クリスマス、冬季イベントと皆の記憶に残るイベントを生み出した東京ディズニーランドだけに、美しい音楽に乗って大きなフロート(山車)に乗りシンデレラ城前のパレードルートを通るキャラクターやダンサーたちに心躍らせたひとときが、一日も早く復活することを願ってやみません。