2021年3月現在、東京ディズニーリゾートはコロナ禍の影響で当面の間営業を大幅に縮小し、最大収容人数を5,000人程度まで抑え、開場時間を短縮するという方法で営業を続けています。このような状況下、パーク自体がどのように運営されているのかを実際に確認しつつ、昔の東京ディズニーランドを振り返ってみました。

ソーシャルディスタンスを保つミッキーとミニー

アトラクションが連日5分待ちの中、終日行列の場所とは?

 写真は2021年2月の様子。開園時間を1時間程度外して入場したところ、入場する顧客(以下、ゲスト)とは、ほとんどすれ違わないほど入場口付近は閑散としています。

ゲストがほとんどいないワールドバザール

 

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 2020年9月28日から満を持してファンタジーランド、トゥモローランド、トゥーンタウンの3ヶ所にまたがる大規模開発エリア(総投資額約750億円・敷地面積約47,000㎡)がオープンしました。

 混雑や密を避けるため、新エリアのアトラクションとグリーティング施設は抽選(エントリー受付)の方針が取られていましたが、2021年1月8日から再度の緊急事態宣言で状況は一変。入園数を5,000人程度に絞り込んだためアトラクションの待ち時間はほぼ発生せず、大人気である「スペース・マウンテン」や「スプラッシュ・マウンテン」なども開園から閉園まで5分待ちという状況。さらに抽選に当たらなければ体験できなかった新エリアのアトラクション「美女と野獣“魔法のものがたり”」や「ベイマックスのハッピーライド」に関しても、午後になってから足を運んでみたところ5分から10分程度の待ち時間で体験ができるという、普段ではありえない状況になっていました。

新アトラクションはまさかの5分待ち

 しかしながら、この状況はあくまでも“アトラクションだけ”にいえることであり、実はキャラクターと触れあうことのできるグリーティング施設に関しては、空いているどころかゲストが常に列を作っている状態なのです。

 東京ディズニーランドでは新施設である「ミニーのスタイルスタジオ」は30分から長いときには60分超え。

コロナ禍でも大人気のキャラクターグリーティング

 ミッキーマウスに会うことのできる「ミッキーの家とミート・ミッキー」に関しても45分~60分程度の待ち時間が発生しており、人気の高さがうかがえます。

 コロナ禍で、現在はキャラクターとハグや握手をすることは出来ませんが、実際に列に並んでキャラクターと対面すると、エアーではありながらハイタッチをしたり、リアクションを楽しんだりと、キャストも一体となりその場を盛り上げてくれるあたりは、さすがディズニーのホスピタリティ。

コロナ禍でも楽しませてくれるミニーマウス
 

 近くに行けない、触れあえないといったマイナス面を払拭してくれるほどの対応でゲストを和ませてくれるサービス精神に、アトラクションよりも終日列が長い理由はこれだ、と納得した瞬間でした。