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秋葉原の雑居ビルに1人で向かった桃月は…

 11月24日、池袋に期間限定で開設されていた「キラメイジャーカフェ」に、客として友人女性と訪れていた桃月は、夕方に友人と別れ、ひとり秋葉原に向かった。メイド喫茶が並ぶ路地を進み、雑居ビルに入っていく。そのビルの前には「男装喫茶」の看板が。同店の関係者が語る。

「男装喫茶」に向かう桃月 ©文藝春秋 撮影・細尾直人

「なしこさんは店の常連ですよ。男装喫茶は、女性が男性のコスプレをして接客する。ゲームのキャラクターや歴史上の人物に男装するなど、店によってコンセプトが違います。店員もお客さんも“バーチャルな世界観”を楽しみたいノーマルな人がほとんどで、なしこさんは“金髪のイケメン女性”のBさんが推しメンです」

推しメンと店外で楽しむバーチャルな世界観

 今年2月24日の夜、仕事を終えた桃月はその推しメンBとともに店の外でも“バーチャルな世界観”を楽しんでいた。秋葉原から程近い地下鉄の駅でBと合流すると、夜道で満面の笑みを浮かべる。Bはそっと桃月の手を握り、自分のポケットにその手を入れた。2人はデートを楽しみ、なしこの自宅へと向かっていった。

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推しメンBと"店外デート”を楽しむ桃月 ©文藝春秋 撮影・細尾直人
コンビニで仲良く買い物をする桃月と推しメンB

 ヨドンナ役を卒業し、新たなステップへ進む桃月なしこ。映画への出演が決まるなど今後はさらに活動の幅を広げていくという。

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