「静岡のメディア王」が社長の座を降りた。静岡新聞社と静岡放送(SBS)は3月9日、取締役会を開催し、同日付で大石剛氏(51)が、それぞれの社長を辞任。静岡新聞社代表取締役顧問、静岡放送非常勤取締役に就任したと発表した。大石氏と静岡放送の原田亜弥子アナウンサー(40)のダブル不倫疑惑が、「FRIDAYデジタル」で報じられて5日後のことだった。
「原田を番組に出演させ続けろ」
しかしこの間、当事者の2人は、互いの地位を守ろうと動いていたようだ。内情を知るSBS元社員が言う。
「報道直後、大石社長は『断じて不適切な関係はない。だから、原田を番組に出演させ続けろ。出ないようにしたら、(疑惑を)認めたことになる』と言い張っていたと聞いています。結局、抗議電話や抗議メールの数が尋常じゃなかったようで、翌日には、静岡新聞社と静岡放送の公式サイトで謝罪し、原田アナの出演自粛を発表しました。
そして、彼女のレギュラー番組では、別のアナウンサーが謝罪したのですが、彼女自身は、親しい番組スタッフに『半年は無理だろうけど、また、戻ってくるから、その時はよろしく』と連絡を入れたようなんです。迷惑を被った社員やスタッフたちは怒り心頭ですよ」