「次の日も横浜でお散歩をしたかった」の釈明
騒動の後も、江氏は「関係は変わっていない」と発言しSNSでの投稿などを続けている。一方の福原は謝罪メッセージを発表した以降は沈黙を守っていたが「女性セブン」の取材に応え、「いろいろなことが積み重なって私が精神的にいっぱいいっぱいになったとき、ふと彼のことを思い出して、私から連絡しました」、「いまは夜8時ですべてのお店が閉まるし、次の日も横浜でお散歩をしたかったので、つい彼に無理を言ってしまった…」などと発言している。
そして今回の騒動のもう1つの特徴は、日本・台湾にとどまらず、中国やシンガポールという広範なエリアを巻き込んだことだ。「中国人アスリートの誰が不倫をしたら日本で騒ぎになるか」と考えれば、アジア圏における福原の知名度がどれほど高いか想像がつく。
中国ではバッシングより応援の声が大きい
ニュースとともに中国語圏のSNSでも大きな話題になったが、その内訳は、励ましたり、心配したり、気にかけたり、あたたかいメッセージが多かったという。日本語ツイッターはバッシングの嵐だったこととは対照的だ。
「おそらくそのギャップは、『小さい頃から見守ってきた』という感覚の違いでしょう。日本人は彼女を親戚の女の子のように感じているけれど、海外では最初から『アジアを代表するアスリートの1人』で、つまり大人だった。その差は大きい」
福原自身も、日本語で投稿するツイッターと、中国版ツイッター「ウェイボー」では投稿の雰囲気を大きく変えている。日本人が多く見るツイッターではお行儀よく、ウェイボーではよりフランクに楽し気な投稿が多い。
福原の横浜での日々が不倫であったかどうかはおいおい判明するだろうが、日本のファンが彼女に抱いている空想とおせっかいさが公になったことは不幸中の幸いだったと言えるかもしれない。
ちなみに和田アキ子がこんな発言をしている。
「みんなが『天才少女』で『泣き虫愛ちゃん』って偶像視しちゃっている。かわいいかわいいって思っているけど、子供も産んでいるし普通の女性なんですよ」
本当の福原愛を、私たちはどこまで知っていたのだろうか。
