そのG-DRAGONは早くからヒップホップ音楽に目覚め、13歳でコンピレーションアルバムにラッパーとして参加。BIGBANGのリーダーとしてデビューしたのは、18歳の時だ。以後BIGBANGのラッパー、サブボーカリスト、またソロアーティストとして舞台に立ちながら、作曲家、プロデューサーとして活躍。ソロ作品でこれまで3度ビルボード200チャート入りしている。
また2014年にBIGBANGのリードボーカリストのSOL(32)とのユニットで発表した「GOOD BOY」は、ビルボード・ワールドデジタルソングチャートで1位。グラミー賞5度受賞のミッシー・エリオット(49)など、海外著名アーティストとの共演も多い。
大麻、売春、盗撮……BIGBANGで続くトラブル
輝かしい活躍の一方で、BIGBANGはトラブルの多さでも有名だ。
2011年5月には、リードボーカリストのD-LITE(31)が高級車を運転中に死亡事故を起こしている。そして同年10月、G-DRAGONが日本で大麻を吸引していた問題が発覚。2017年にも、ラッパーのT.O.P(33)が大麻で摘発された。
2019年3月にはボーカリストのV.I(30)が、「クラブ・バーニングサン」を巡る数々の不祥事で脱退。V.Iは売春とその斡旋、盗撮動画の流布など、計9つの容疑で裁判を受けている。1つのグループがここまで事件事故まみれなのは、もちろん韓国芸能界でも異例だ。
4人になったBIGBANGは2020年4月にアメリカの音楽イベント「コーチェラ・フェスティバル」で兵役後初のカムバックを果たす予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で中止。以後、BIGBANGもG-DRAGONもアーティストとしての公式な活動は行っていない。
今年2月に熱愛が発覚して以来、G-DRAGONはジェニーの一部ファンから批判を浴びている。彼のインスタグラムアカウントには、「ジェニーから離れなさい、老人(old man)」との英文コメントも寄せられていたという。
BIGBANGはこれまで空白期があっても、新譜を出せばファンの熱狂的な歓迎を受けてきた。だが韓国でのアルバムは2016年12月、シングルは2018年3月が最後。同じくG-DRAGONのソロ作も、2017年6月から途絶えている。
K-POP界の「old man」となる前に、新たな活躍でまた世界中のファンを熱狂させる日を待ちたい。