ちょっと変わった女の子「よつば」と、シングルファザーの「とーちゃん」。2人のささやかな日常を描いた『よつばと!』(あずまきよひこ KADOKAWA)最新第15巻が約3年ぶりに発売されました。
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『よつばと!』は、5歳の女の子「よつば」と父親である「とーちゃん」を中心に、2人をとりまく人たちの当たり前の日常を描いた物語です。華やかなイベントや、大きな事件は起こりません。でも、よつばの目に映る世界はいつだって新鮮で、驚きと感動に満ちています。
『よつばと!』は、連載開始から18年を迎えるロングヒット作品です。
連載開始時から「5歳」だったよつばは、最新刊でも5歳のままですが、決して「永遠の5歳児」ではありません。読者はその「事実」を、最新刊であらためて認識する形となりました。
よつばが過ごす「日常」は、決して特別な日々ではありません。
隣に住む三姉妹、あさぎ、風香(ふうか)、恵那(えな)と過ごす時間や、とーちゃんとのお出かけ、買い物、はじめての美容院など、どれも平凡で当たり前に見える毎日は、よつばにとっては小さな発見や新しい出会いを見出す冒険の日々なのです。
「ずっと読んでいたい」
「読み終わるのがもったいない」
という感想が多いのは、よつばの目を通して、子ども時代のあのきらきらした時間を少しずつ自分の中に取り戻していくからかもしれません。