※本記事にはショッキングな写真があります。ご注意ください
「若い女性の切断された首を持って歩いている人がいる」
3月3日、インド北部ウッタルプラデシュ州の警察に耳を疑う通報が入った。コンクリートで申し訳程度に舗装された田舎道を裸足で、取り乱す様子もなく歩く容疑者の男。髪の毛をつかんで無造作に首を持っている。このモザイク入りの写真がSNSで拡散し、世界の主要メディアもこのセンセーショナルな事件を報じた。
自ら殺害した17歳の娘の首
「周囲一帯はパニックとなっていたようです。米CNNなどによると、男は野菜売りのサルベシュ・クマール容疑者(45)で、持ち歩いていたのはなんと自ら殺害した17歳の娘の首だと判明した。クマール容疑者は『部屋に閉じ込めて、刃物で切断した』と供述しています」(大手紙国際部記者)
娘の首を持ったクマール容疑者は、自宅から約2キロ離れた警察署に出頭するべく歩いていた。警察が駆け付けても落ち着いた様子で、首を置くように言われ、言い返すことなく従ったという。駆け付けた警察官が、容疑者と同様に娘の首の髪をつかんで警察署に運んだことから、SNSでは人権などの観点から警察も批判される事態になっている。
なぜクマール容疑者は娘を殺害し、首を持って“晒し者”にするような行為に及んだのか。