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V6の解散後は「3強3弱」に? 安泰なのは岡田准一、井ノ原快彦ともう1人…

2021/03/19
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「NHK紅白歌合戦に初めて出場したのがデビュー20年目の2014年。その年の大河ドラマ『軍師官兵衛』に岡田が主演したのを受けての出場でしたが、歌ったのは17年前のヒット曲『WAになっておどろう』ですから、取材陣はあきれてましたよ。それから3年連続で出場しましたが、すべて1990年代の“旧曲”ばかり。“歌って踊るアイドルグループ”としての序列はジャニーズの中でも低い方です」(音楽関係者)

『愛なんだ』

 それでも、ジャニーズファンからの人気や内部での評価は安定していたという。

「特に森田と三宅は『剛健』として、ジャニーズJr.時代からすさまじい人気でした。甘い、いかにもアイドルチックな三宅と、ジャニーズには珍しくワイルドで男臭い森田の組み合わせが絶妙だったんです。V6を全国区にしたのは、1997年に始まった『学校へ行こう!』(TBS系)。『未成年の主張』や『B-RAP HIGH SCHOOL』のような名物企画で男女を超えた人気をつかみました」(アイドル誌記者)

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(「Johnny's net」より)

 プライベートでも2人の関係は良好だった。生前のジャニー喜多川氏がデビュー前の三宅にV6結成を伝えたら「剛が一緒じゃなければいやだ」と条件を付けたというエピソードも残っている。ジャニー氏は「それだとユーは一番になれないよ」と説得したが、三宅は森田と一緒にデビューしたいという主張を決して譲らなかったという。

「森田はジャニーさんの好みではなかったけれど、実力は認めていました。ダンスがヘラヘラしているという厳しい評価を受けることも多いV6ですが、森田のセンスはグループの中で抜群です」(テレビ関係者)

(「Johnny's net」より)

 今回のV6解散を主導した森田だが、Jr.の頃から「ジャニーズらしくないジャニーズ」だった。そしてデビュー以降もその性質は一貫している。

 女性がターゲットのアイドルに恋愛沙汰はご法度だが、森田はデビュー直後から奥菜恵(41)との熱愛報道や、グラビアタレントとのトラブルを経験。2014年には元AV女優の美雪ありすとの交際が発覚し、取材に対して「俺はいいけど、彼女は大変なんです」と答えたこともある。交際を隠す理由として「職業は関係ない」と言い切って男を上げた。

2020年にTBS系で放送された「V6の愛なんだ」

 テレビドラマではヒットに恵まれなかった森田だが、舞台での活動は長く、V6デビュー前の1993年にジャニーズの舞台「ANOTHER」で初舞台を踏んでいる。

「転機になったのは2005年に劇団☆新感線の『荒神~AraJinn』に主演したこと。2008年には同じく新感線の『IZO』で、幕末期の殺し屋“人斬り以蔵”を熱演して話題を呼びました。そして2010年の『血は立ったまま眠っている』でのテロリスト役を蜷川幸雄氏に激賞され、舞台俳優としての評価を決定的なものにしています」(演劇関係者)