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市場規模の差はもっと広がる

「地方の市場と豊洲市場を比べた時、どちらにいい品物が集まり、どちらにお客が集まり、どちらで活発な売買が行われるか。これを考えれば自明でしょう。日本市場と米国市場の差はそういう規模の差が決定的なのです。

 今後、この差はもっと広がる可能性があります。かつて株式市場に投資するのは、アメリカ人とヨーロッパ人とせいぜい日本人しかいませんでしたが、今は中国人も東南アジア人もいる。(略)特にベトナムなどは平均所得で、日本人を上回っても全然おかしくない経済成長が見込まれています。そういう人たちは日本株ではなく、誰もが知っているブランド銘柄がそろっている米国株を買うはずです」

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出典:「文藝春秋」4月号

 さて、長期的な投資を考えた場合、どの市場のどんな株を買ったらいいのか。「文藝春秋」4月号および「文藝春秋 電子版」掲載の「米国株はメジャー、日本株はガラパゴス」で、成毛氏はその点もはっきりと断言している。昨年の今頃、日経平均は1万6000円台まで落ち込んだ。それが今や3万円前後を行ったり来たりで投資を考えている人も多いだろう。だが、ちょっと待ってほしい。投資する前にぜひとも読んでおくべき一編だ。

文藝春秋

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米国株はメジャー、日本株はガラパゴス