「学校設立が夢」なのに不動産投資に16億円?
さらに3月15日以降、大きな屈辱を味わうことになる。「飼い犬遺棄」に続いて、2016年に父親が代表を務める法人を通じて163億ウォン(約15.8億円)相当のビルを購入していたことが新たに報じられたからだ。
法人名義での不動産購入は個人に比べて税金が大幅に減免される抜け道だが、これ自体は別に違法ではない。だが一方で注目を集めたのが、ユンホの過去の発言だ。
2018年にMBCのバラエティ番組「ドゥニア~初めて会った世界」で不動産投資について考えを聞かれたユンホは、こんな風に答えていた。
「建物を買ったりするのもいいと思うけど、実は僕には夢がある。(略)機会があれば、学校を設立してみたいんだ」
こう言いつつ抜け道を使って節税していたユンホは、ネットで叩かれることとなった。
一連の事態を受け、ユンホをイメージキャラクターに起用していた企業も背を向けている。デリバリーアプリのヨギヨ、食品メーカーのオットゥギ、また新韓金融グループが、3月13日から数日のうちにユンホが登場する広告を取り下げた。
コロナでスキャンダルになったアイドルたち
コロナ禍を巡ってスキャンダルを起こす韓国芸能人は、ユンホが初めてではない。昨年4月1日にはかつて同じ東方神起のメンバーだったJYJのジェジュン(35)が、エイプリルフールのジョークのつもりで「コロナウイルスに感染しました」とインスタグラムに投稿して批判を浴びた。同月にはまた韓国芸能界初の感染患者となった男性グループSUPERNOVAのユナク(36)が、自主隔離が求められていた期間中にマスクなしで外出していたことが発覚。発症前日に高級クラブのホステスと会っていたことも分かり、バッシングを浴びた。
昨年7月には酒に酔っていた少女時代のユナ(30)と女性歌手のイ・ヒョリ(41)がカラオケ店でインスタグラムのライブ配信を行い、自粛が呼びかけられているのに無責任だとして炎上。2人は翌日、素面に戻ってから謝罪を余儀なくされた。また今年1月には、男性タレントのキム・オジュン(52)が喫茶店で番組関係者と計7人で打ち合わせする様子が盗撮されてネットに拡散。当時は5人以上の私的な集まりが禁止されていたため、これも炎上案件となった。そのほかタレントのイ・フィジェ(48)、タレント兼映画監督のアン・サンテ(42)らが、自宅に巣ごもり中の騒音で同じマンションの住人から苦情を受けた件も世間の批判を呼んでいる。
そんななかで、飛び抜けて大型のスキャンダルに発展してしまった東方神起のユンホ。“K-POPの帝王”が威信を取り戻す日は、いつになるのだろうか。