文春オンライン
文春野球コラム

「7」に注目すればまだ行ける 気象予報士・檜山さんの「ポジティブ・ベイスターズ予報」

文春野球コラム ペナントレース2021

2021/05/01
note

 ベイスターズファンで気象予報士、“ベイスターズ予報士”の檜山靖洋です。本業は気象キャスターをしています。平日は毎朝テレビでお目にかかります。高気圧の等圧線が星のような形をしているのを見て、ホッシーみたい☆と喜んでいます。Twitter(@sky_traveling)では横浜スタジアムの天気についても、個人的に解説していますので観戦の参考になればと思います。

「7」に注目 開幕からここまでを振り返ってみた

 苦しい戦いが続くベイスターズ。全ベイが心配しているのではないでしょうか。でも、このまま終わるはずがないと信じるファンも多いことでしょう。もちろん、私もその一人です。

 開幕からここまでを振り返ってみましょう。開幕戦、心配された打線は「7」点も取りました。巨人・菅野投手相手に7−7の引き分けならまずまず……と思った矢先、9回裏先頭の亀井選手の打球がライトスタンドに突き刺さりました。

ADVERTISEMENT

 開幕から7戦終わって勝ち星なしの0勝5敗2分。新監督が開幕から「7」戦勝利なしは2リーグ制になってから初めてだとか。結局8戦目も勝てず開幕6連敗となりました。でも、開幕6連敗は1960年の優勝した年と同じで縁起が良い!と思っていました。

 そして9戦目。ようやく初勝利となりました。勝利をもたらしたのは、開幕当初先発ローテ6人に入れなかった阪口投手。「7」人目の先発ローテ投手がやってくれました。阪口投手は、プロ入り「7」試合目の登板でのプロ初勝利でした。

 ところが、それでも調子は上がりません。セ・リーグ全球団との対戦がひと通り終わった15試合終了時点で、3勝10敗2分。首位阪神との差は早くも「7」ゲーム差。阪神との3連戦では、機動力を見せつけられました。3試合で許した盗塁は「7」でした。

 開幕前の3月初めの週末、空には「7」に見える形の雲が浮かんでいました。あの時の雲が何か“予言”していたのでしょうか。

「7」に見える形の雲 ©檜山靖洋

 その後、再び連敗にハマってしまいました。「7」連敗でストップを期待しましたが、その期待は裏切られ、連敗は10まで伸びました。10連敗は2年前の4月にもありました。この年は最終的に9月まで優勝を争い、2位でした。これも縁起がいい!とポジティブに考えていました。

 私は心ではポジティブに考えていましたが、体には影響が出ました。「朝と日中の気温差が大きい」というフレーズが、「首位と最下位のゲーム差が大きい」と空耳してしまいます。さらに、寝違えたような首の痛みがなかなか治りません。“借金”で首が回らなくなったのでしょうか。独学で得た整体の知識によると、頭部を支える頸椎には7つの骨があり、上のほうから1番、2番……7番とつながっています。頸椎の「7」番が出っ張って痛みをもたらしているようです。打線も1番から7番までスムーズにつながってくれたら……と、ついつい頭の中は野球の話に置き換わってしまいます。

文春野球学校開講!