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小室圭さん「私や母は借金を踏み倒そうとした人間だったことに」「切実に名誉の問題」28ページ文書ににじむ“自らの正しさ”

2021/04/08

source : 文藝春秋 digital

genre : ニュース, 社会

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小室さんは「これまでの事情を理解してくださる方が1人でもいらっしゃいましたら幸いです」

 眞子さまと小室さんの結婚延期発表から丸3年が経つ。眞子さまは小室さんと学生時代に知り合われ、今年10月にはそろって30歳の節目を迎える。

2018年8月7日、アメリカへ向けて出発する成田空港での小室圭さん ©時事通信社

 眞子さまと小室さんの結婚をめぐっては、「多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、私たちは、いわゆる婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません」という秋篠宮さまのご発言(2018年11月、誕生日会見)をきっかけに、「多くの人が納得し喜んでくれる状況」(国民からの祝福)がひとつのポイントになってきた。

 そして秋篠宮さまは、昨年11月30日の誕生日を前にした記者会見で、「あくまで私の主観になりますけれども、感じとしては決して多くの人が納得し喜んでくれている状況ではないというふうに思っています。で、そのことは娘も恐らく同じ気持ちを持っていると考えております」と述べられた。

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「国民からの祝福」というキーワードに呼応するように、小室さんは「私が沈黙してきたことにより私や母に対して不信感を覚えている方もいらっしゃると思いますが、この文書をお読みいただくことによって、これまでの事情を理解してくださる方が1人でもいらっしゃいましたら幸いです」と述べられているが、多くの人からの納得や祝福ではなく、1人でも理解してくれる人がいれば、というなかばあきらめにも近い気持ちを抱いているのかもしれないと思った。

小室圭さん ©JMPA

 昨年末には宮内庁の西村泰彦長官が定例会見で、小室さんの母・佳代さんと元婚約者の男性を巡る金銭トラブルについて、「説明責任を果たすべき方が果たしていくことが極めて重要」と述べ、「異例の苦言」とも報じられた。その後の会見で西村長官は小室さん側の代理人とも面会したうえで「認識を共有している」と話した。今回の文書を受け、西村長官は「非常に丁寧に説明されている印象」と定例会見で述べたという。