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宮内庁に届く反対の声「税金である一時金を支払わないでほしい」「一時金を辞退すべきではないか」

 今年2月、天皇陛下が誕生日を前にした記者会見で、「眞子内親王の結婚については、国民の間で様々な意見があることは私も承知しております。このことについては、眞子内親王が、ご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております」と、眞子さまと小室さんの結婚について初めてご意見を述べられた。国民からの懸念や反対の声が根強く残る状況を、天皇家の“家長”というお立場から、陛下は非常に心配しておられるのだろう。だからこそ、「多くの人が納得し喜んでくれる状況になること」が望ましいとあらためて強調されたのではないか。

2月19日、記者会見をなさる天皇陛下 宮内庁提供

 以前、ある宮内庁関係者は、「眞子さまと小室さんのご結婚についての意見は、宮内庁への電話だけでなく宮内庁ホームページのご意見・ご感想フォームからも寄せられます。反対の声や批判的な意見としては、『小室さんは眞子さまの結婚相手にふさわしくないのではないか』『税金である一時金を支払わないでほしい』『一時金を辞退すべきではないか』など、様々です。最近でも係が別の電話に対応中で、すぐに出られないこともあります」と話していた。今回の文書は、再び大きな波紋を呼びそうだ。

 眞子さまは、一途に小室さんとの結婚を願われている。「私たちにとっては、お互いこそが幸せな時も不幸せな時も寄り添い合えるかけがえのない存在であり、結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です」というお言葉は切実だ。しかし、今回の小室さんの文書を受け、眞子さまのご結婚の行方について、より一層ご心配申し上げる思いを募らせた国民は、少なくないのではないだろうか。

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2020年1月、新年一般参賀での秋篠宮ご夫妻と眞子さま、佳子さま ©文藝春秋

「この文書は私と母の一方的な言い分を記したものだと思われる方もいらっしゃるかもしれません。それでも、色々な事情があったのだということを理解してくださる方が1人でもいらっしゃいましたら幸いです」と再び文書のおわりに記した小室さん。5月にはロースクールを修了し、アメリカで司法試験に臨む予定とされている。この文書をもって、眞子さまと小室さんのご結婚はどのような進展を見せるのだろうか。