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《連続不倫訴訟》40代電通マンを“被害女性の会”が追い詰め、ついに初公判! X氏は直撃に「同時進行の恋愛の一環」

genre : ニュース, 社会

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D子さんのケース「僕も結婚したい人としか付き合わない」

 名古屋で不動産関係の仕事をしているD子さん(39)も、C子さんと全く同時期に「Pairs」でX氏と出会い、子供をつくることを前提に交際するようになっていた。

X氏とD子さん

「1月27日にマッチングして、2月26日からお付き合いをスタートしました。ずっと子供が欲しいと思っていて焦りもあったので、『この歳だから結婚を考えられる人じゃないと付き合えない。子供は欲しいけど、年齢的に諦めることも考えてる』と伝えたら『僕も結婚したい人としか付き合わないし、子供ができなくても養子をとろう』と言ってくれたんです。焦りが安心に変わり、なんて紳士的な人なんだろうと思って交際を開始しました。

 交際はとても順調でした。いつも手料理を用意してくれていて、ポテトサラダやカレーを振る舞ってくれました。『放送局さんにもらったんだ』と、知多半島で採れた美味しそうな海鮮をたくさん使って海鮮丼を作ってくれたことも。そういえばその頃、アンジャッシュ渡部建さんの不倫が大々的に報道されていたのですが、Xはマスコミの仕事をしているから彼とも会ったことあるかなーと思い、何気なく話題を振りました。そうしたら『彼は番組沢山持ってるのにヤバいね。大丈夫かな』と心配していました」

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X氏がD子さんに用意した海鮮丼は、C子さんと一緒に買った食材を使ったものだった

5ちゃんねるに「騙された」という被害女性の書き込みが

 D子さんはどのような経緯でX氏の素性を知るに至ったのか。

「夏ごろに一度性病をうつされたことがあり、『私以外にも女性がいるのかもしれない』と思うようになりました。決定的だったのは2020年の年末に、仕事があるからクリスマスもお正月も一緒に過ごせない、と言われたこと。耐えられず彼の名前をネットで検索したら、『5ちゃんねる』に彼に騙されたという女性の書き込みを複数見つけました。そのスレッドをたどると雑誌に写真が載っていることがわかり、彼の本名も奥さんの名前も全部わかりました。すぐに奥さんのインスタグラムにDMを送りました」

D子さんが偽名や年齢詐称についてX氏に尋ねた時のやりとり

 前述の通り、東京では2019年の末に、X氏に騙されたA子さんとB子さんがX氏の妻を訪ね、3人の“チーム”が結成されていた。X氏の名古屋への転勤とコロナ禍によって計画は頓挫していたが、そこへX氏が名古屋で交際したC子さんとD子さんから妻のもとへ立て続けに連絡が入ったことで、“復讐計画”は再び動き始めた。