文春オンライン

座間9人殺害 凄惨な犯行現場「ノコギリで首を切り落とし、ぴちゃんぴちゃんと血が一滴ずつ落ちて…」――2020 BEST5

座間9人殺害事件 裁判傍聴レポート

2021/05/08

genre : ニュース, 社会

note

首を切り落とすための時間は1分から3分

 首を吊った後、放置している中で、遺体を解体するため、ノコギリや包丁の準備をした。

「包丁で皮を剥ぎ、ノコギリで首を切り落とした。切り落とすための時間は1分から3分。切り落とした後は、血抜きをするために、30分から1時間放置しました。最初は水道から水が出るように血が出ているのですが、そのうち、ぴちゃんぴちゃんと血が一滴ずつ落ちている状態になり、血抜きが終わったと判断しました。

 その後、大きな骨と頭部は、猫砂を入れたクーラーボックスの中に入れました。しばらく胴体は浴槽に浮かせて、腐敗を防ぐために、ロックアイスも入れました。消臭のため、柔軟剤を浴槽に入れたり、浴室の換気部分にかけました」

ADVERTISEMENT

※写真はイメージです ©iStock.com

 白石被告は、1人目のAさん殺害後は頭痛に悩まされたという。しかし、Eさん殺害では頭痛などの症状はなかった。コンビニで買ったペペロンチーノやサラダチキンを食べていた。

「食欲の減退はありませんでした」

遺族は「罪を償ってほしいです。死刑を求めます」

 前日、Eさんの母親が証人として出廷。「事件が起きてからすごく苦しくて、これからも苦しい思いをしていかなければならない。そのことをわかってほしい。被告人には少しでも苦しさを理解してほしい。罪を償ってほしいです。死刑を求めます」と涙ながらに証言した。

裁判が行われている東京地裁立川支部 ©渋井哲也

 また、元夫も証言し、「離婚したのは、一度離れてみようと思ったから。娘とも2週間に1回は会う約束をしていました。最後に会ったのは9月20日。元妻はいつもと変わらない様子でした。(事件後の)9月27日には、これからどうするかの家族会議が開かれることになっていました」などと話した。

 ちなみに、Eさんがいなくなって、母親は警察に行方不明者届を出している。そのとき、Eさんの家にいくと、正面玄関には「おそ松さん」グッズが大量に置かれており、勝手口から家の中に入ったという。そして、テーブルの上にあった名前や作成日はないメモには、「ひつようとされていない。じゃまものあつかい。きらわれもの、もういやだ。こんどこそせいこうさせよう。じさつしたひとがうらやましい」などと書かれていた。

 ただし、この日の法廷でも、白石被告は承諾殺人を否定した。

2020年 事件部門 BEST5

1位:行為を拒むと女性の頭をバリカンで……性的暴行「ミスター慶応」を生んだ資産100億円一族
https://bunshun.jp/articles/-/45023

2位:日本初の女性アナウンサー・翠川秋子は、なぜ元ラガーマンの好青年と"心中”を決意したのか
https://bunshun.jp/articles/-/45022

3位:ベンツで女性をひき殺した「川崎の偽セレブ女」 “才色兼備”“スピード狂”……知人が明かす“衝撃の素顔”
https://bunshun.jp/articles/-/45021

4位:「今でも思い出すと眠れなくなるんです」……死者3名「福岡大ワンゲル部ヒグマ襲撃」50年後の初告白
https://bunshun.jp/articles/-/45020

5位:座間9人殺害 凄惨な犯行現場「ノコギリで首を切り落とし、ぴちゃんぴちゃんと血が一滴ずつ落ちて…」
https://bunshun.jp/articles/-/45019

座間9人殺害 凄惨な犯行現場「ノコギリで首を切り落とし、ぴちゃんぴちゃんと血が一滴ずつ落ちて…」――2020 BEST5

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー