昭和天皇生誕120年の記念すべき日に
「4月29日の『昭和の日』は昭和天皇生誕120年の大変記念すべき日です。3月には安定的な皇位継承策や皇族数減少などの課題を議論する政府の有識者会議が発足しています。国民にとって喫緊の課題となっている皇位継承問題の議論が、生誕120周年という大きな節目を契機に大きく前に進むことを期待しています」
宮内庁関係者はこう語る。
昭和期の天皇誕生日は昭和天皇の崩御によって「みどりの日」となり、2007年に「昭和の日」となっている。1901年に誕生した昭和天皇は1921年から26年まで摂政を務め、同年に即位。87年余りの生涯を生きた。
「菅義偉政権は天皇家の長子・愛子さまの天皇ご即位の是非について、そろそろ真っ正面から検討を進めるべきなのです。日本の皇室と並んで世界の王室の象徴的立場にある英国王室も、2013年の法改正で王位継承を男子優先から長子優先に変更しています。天皇は歴史上、6世紀に即位した推古天皇に始まり、18世紀に即位した後桜町天皇まで10代8人に及ぶ女性天皇が存在しています。
愛子さま即位の是非を全く検討しない政権の怠慢
天皇・皇后両陛下にお子さまがいらっしゃらないのならともかく、今年、成年皇族となられる愛子さまがいらっしゃるのに、即位の是非が全く検討されないのは政権の怠慢としか言いようがありません。小室圭さんとのご結婚延期問題で小室さんと“一心同体”となって混乱を招いていらっしゃる秋篠宮家の長女・眞子さまのお姿を見ていると、秋篠宮家のご教育方針には誤りがあったのではないかという疑念がどうしても湧いてきます。
『公』よりも『私』を優先されているという点では、眞子さまだけではなく、次女の佳子さまも同じような印象です。次期天皇は、やはり天皇家から出すべきなのではないでしょうか」(同前)