「秋篠宮家の長男・悠仁さまは来月、中学3年生になられます。つまりは受験生です。今度こそは学習院を選んでいただきたいと心から切に願っています」
ある学習院大学OBは、今の思いをこう吐露する。悠仁さまが通われているお茶の水女子大学附属中学校は共学だが、お茶大の附属高校は女子校だ。このためインターネットなどでは中学ご卒業後は、お茶の水女子大学と筑波大学が相互運用する「提携校進学制度」という制度を使って筑波大学附属高校(筑附)に進まれるのではとの“憶測”や、秋篠宮さまが客員教授を務められている東京農業大学の付属校・東京農業大学第一高校(農大一高)に進学されるのではといった“観測”も散見される。今年の1月31日に文春オンラインにアップされた記事では、学習院高等科に加え「都内私立大トップの付属高校」を有力候補に挙げている。
秋篠宮ご夫妻は、なぜ学習院を避けるのか
宮内庁関係者が語る。
「そもそも秋篠宮ご夫妻は、なぜこれ程までに学習院を避けてこられてきたのでしょうか。ご夫妻は共に学習院大学在学中に知り合われ、ご結婚に至りました。秋篠宮妃紀子さまの父・川嶋辰彦さんはかつて学習院大学経済学部の教授を務め、現在も名誉教授の称号をお持ちです。
一方で長女の眞子さまは幼稚園から高校までは学習院でしたが、大学はICU(国際基督教大学)を選ばれ、次女の佳子さまも学習院大学まで進まれましたが、中退してICUに進まれました。悠仁さまに至っては、幼稚園からずっとお茶の水女子大学附属です。学習院とは一切、関係を持たれたことがないのです。
学習院の起源は幕末に京都に設けられた公家のための教育機関です。明治期に入り、華族のための教育機関として学習院が創立されました。後に大正天皇となる嘉仁(よしひと)親王が1887(明治20)年、学習院の初等学科(現・初等科)に入学した際、首相の伊藤博文が箱型のランドセルを特注し、献上したのが皮革製ランドセルの始まりというのは有名な話です。昭和天皇も学習院初等学科で学んでいます。上皇陛下は初等科から大学まで学習院ですし、天皇陛下は幼稚園から大学まで学習院です。歴代天皇が通った学習院に悠仁さまは一度も通うことなく終わられてしまうのでしょうか」