東南アジアのカンボジアを拠点とする日本人特殊詐欺グループのトップと疑われている山口哲哉容疑者(46)の身柄が3月14日、滞在先のタイ・バンコクで当局に拘束された。4月にも日本に身柄を移送される予定で、警察には、山口への捜査が長年の懸案だった未解決事件の突破口になるとの観測が広がっている。

山口哲哉容疑者(FNNプライムオンラインより)

「山口はカンボジアの首都プノンペンで『胡蝶』という日本料理店を実質的に経営していました。胡蝶はカンボジアの特殊詐欺拠点に弁当を提供しており、山口はほかにタイ、ミャンマー、ベトナムを行き来しながら特殊詐欺に関わっていた疑いが持たれています。日本の警察当局が逮捕状を取って、海外当局に協力を依頼していました」(全国紙社会部記者)

「指定暴力団山口組とも関係が近いとされていますが…」

 山口のものとみられるSNSには、中東ドバイなどで豪遊する様子もアップされており、詐欺で得た金が使われていた可能性がある。

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 ここ数年、次々に摘発されてきた東南アジアを拠点とする詐欺グループのトップとみられる男が拘束されただけでも警察当局の手柄ではあるが、注目されるのは、山口の素性だという。

「山口は暴走族から発展した半グレ集団『関東連合』の元メンバーで昔は『冨沢哲也』の名前で知られていました。指定暴力団山口組とも関係が近いとされていますが、何より注目すべきは関東連合のトップだった()(たて)真一容疑者と昵懇の間柄だった事実です」(同前)