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愛子さまは学習院の伝統を継承しているが、悠仁さまは…
天皇家の長女・愛子さまが2008年に学習院幼稚園から初等科に進まれたとき、学習院指定の老舗鞄メーカー「大峽(おおば)製鞄」製のランドセルが話題になったこともあった。大峽製鞄のランドセルは数々の皇族方も使用された伝統の品だ。
前出の学習院大学OBが話を継ぐ。
「悠仁さまは2014年10月、生前退位前の上皇・上皇后両陛下の80歳を記念した特別展をご覧になった際に、上皇陛下が学習院初等科時代に使われていたランドセルを見学されたことがありました。愛子さまは大正天皇が始まりとなった皮革製ランドセルを背負って大正天皇、昭和天皇、上皇陛下、天皇陛下と同様に学習院に通われました。歴代天皇の伝統を継承しているという点において、愛子さまにも天皇としての資質や適性があるようにさえ思えます。
悠仁さまがランドセルを背負って学習院に通うことはもちろんもうありませんが、学習院高等科に進まれなければ、このまま学習院と縁を持つことはないのかもしれません。歴代天皇が通った学習院の雰囲気を全く知らないまま、悠仁さまが天皇になられるというのは我々学習院のOB、OGにとってとても残念なことです」
悠仁さまが来春、学習院高等科を選ばなかった場合、もう一つ大きな問題が出てくる可能性がある。お茶の水女子大学側も附属校の警備について徐々にノウハウを蓄積してきていたが、それが再びゼロからのスタートとなる点だ。