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最強、浦和軍! ファン歴20年の私がおすすめするマリーンズ二軍の魅力

文春野球コラム ペナントレース2021 共通テーマ「二軍」

2021/06/09

 皆さん初めまして! 普段は女優・タレントをしております、千葉県出身、千葉経済大学附属高等学校出身、千葉ロッテマリーンズファン歴20年の川崎美海です!

 ……と、プロフィールは“千葉愛”で溢れ返っている私ですが、常日頃から「ファームの球場に行っても若い女の子はまだまだ少ないなぁ……」と感じていたので、少しでも興味を持っていただくために“浦和軍愛”を語らせていただきます!

横須賀スタジアムにて ©川崎美海

高校野球好きこそファームを観に行け!

「野球好きなのは知ってたけど、わざわざファームまで観に行ってるの……?」

 よく言われます。変わった目で見られている気もします。5月16日、佐々木朗希投手プロ初登板の日も、私はZOZOマリンスタジアムではなく、読売ジャイアンツ球場にいました。

 インスタには案の定「佐々木郎希初登板なのにそっちかーい!」というDMやコメントが殺到。もちろん佐々木投手の登板もDAZNで見届け感動しましたが、ジャイアンツ球場にもドラマがありました。8回裏、将来マリーンズの守護神になるであろう、千葉県は専大松戸高校出身、佐々木投手と同期の横山陸人投手がピンチの場面で登板したのです。私は「おお! 高校時代から応援していた横山投手が、プロの舞台で身体つきを大きくして頑張っている!」と目をギラギラ輝かせ、大興奮。その試合を経て一軍に昇格した横山投手は5月26日、高校時代に辿り着けなかった甲子園球場でプロ初登板。彼の勇姿を見て、胸の奥が熱く燃え上がるほど嬉しかったです。

 この感覚、本当にたまらないんですよね。何故たまらないかというと、私は高校野球も大好きだから! 千葉県の高校野球番組のMCをやらせていただいたり、コロナ禍以前は毎年一人で予選が行われている球場をハシゴしたり、甲子園球場にも千葉県の高校を応援するため日帰りで行ったり、新大阪駅の居酒屋で仲良くなった習志野高校のファンの方々と飲んで新幹線で帰るという楽しい日を過ごしたりもしました。汗水を垂らして努力してきた高校球児がプロに入り、一軍に上がるためさらに汗水を垂らしてアピールする場所、それがファームです。夢の舞台への“過程”を見守りながら応援できます。高校野球が好きな人は、間違いなくファームの魅力に取りつかれるはずですよ。

ジャイアンツ球場にて友人と ©川崎美海

“ロッテの秘密兵器”宗接唯人捕手

 田村龍弘選手の故障に続き、柿沼友哉選手がコロナ陽性で、チームの要である捕手が二人も登録を抹消されてしまったマリーンズ。このピンチに、宗接唯人選手が一軍に昇格したのも記憶に新しいです。

 ファームではバッティングの調子が良く、最近は四番も任されていましたが、外野やファーストを守ることが多く、コンバート状態だった宗接選手。なかなか一軍には呼ばれませんでした。そんな、一部のロッテファンの中では“ロッテの秘密兵器”とも言われている彼が、一軍でマスクを被ってるではないか(しかも横山投手とバッテリーを組んで)。たまらない。素晴らしくたまらない。宗接選手が一軍でマスクを被ったのなら、その日の敗戦すら痛くも痒くもないと思ってしまったくらいに(すみません……!)。先日柿沼選手の復帰により、登録は抹消されてしまいましたが、宗接選手にとっては良い経験、活力になったのではないでしょうか。

 ファームは“未来のマリーンズ”を作り上げる機関でもありますが、“今のマリーンズ”を支える機関でもあるのです。私はマリーンズが優勝するための鍵は“打てるキャッチャー”の存在だと思っています。宗接選手、これからも頑張ってください!