「学ぶでも就職するでもなく」の声も

「秋篠宮家の次女・佳子さま(26)が5月6日付で全日本ろうあ連盟の非常勤嘱託職員として就職されました。週3日の勤務で当面はテレワークとなります。2019年3月に国際基督教大学(ICU)を卒業してから職に就いておられなかったことで『大学院で学ぶでも就職するでもなく何をしているのか』といった批判の声もあったので、安堵いたしました」

2020年11月、立皇嗣の礼祝賀行事のため、皇居に入られる秋篠宮家の長女・眞子さまと次女・佳子さま(皇居・半蔵門) ©時事通信社

 宮内庁関係者はこう語る。

 秋篠宮妃紀子さまは学生時代から手話に取り組み、日本語だけでなく英語やインドネシア語の手話も操られることで知られる。その姿を見て育った長女の眞子さま、佳子さまは共に手話をマスターされており、眞子さまはコロナ禍以前の19年8月、高校生の手話によるスピーチコンテストに出席し、手話であいさつされている。

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「佳子さまは2015年9月、第2回全国高校生手話パフォーマンス甲子園に出席し、手話であいさつされたのを皮切りに、手話を交えたご公務に臨まれており、昨年1月にはそれまで紀子さまが出席していた第42回聴覚障害児を育てたお母さんをたたえる会に単独で臨まれ、手話であいさつをされています。昨年9月には第7回全国高校生手話パフォーマンス甲子園にオンラインで参加し、手話を披露されています。就職されるのなら、手話がらみというのは既定路線だったともいえます。

2020年1月27日、「聴覚障害児を育てたお母さんをたたえる会」で、手話を使ってあいさつされる秋篠宮家の次女・佳子さま(東京都千代田区の憲政記念館) ©時事通信社

「一個人としての希望がかなう形に」の言葉に滲み出た姿勢

 一方で19年3月のICU卒業時に出されたコメントで、眞子さまのご結婚延期問題について『私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。ですので、姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています』と綴られ、一個人を強調する形で公より私を前面に押し出す『佳子さま流』とでもいうべき姿勢を打ち出されました。

 本来、公を重視すべき皇族らしからぬ我が道を進まれる佳子さまは、就職はされないのではないかという見方も宮内庁内には根強くあったので、卒業から丸2年のこのタイミングで就職をされたのには何か理由があるのではないかとも庁内ではささやかれています」(同前)