昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

最後はセ・パ団体戦の日本シリーズ対決へ

 結局、プロ野球死亡遊戯が記録したHIT数は「63,291HIT」。自分で言うのもなんだけど、ぶっちぎりの独走優勝だった。タイトル争いの選手がよく「数字は気にしていない」と言う。あれは多分嘘だ。そりゃあ気になるよ。数字で評価される世界で生きてるんだから。で、追われる側は常に不安だ。セ・リーグではヤクルト担当の長谷川晶一さん、横浜DeNA担当の西澤千央さんら力のある書き手が追走していたので、最後までペースを落とさず書きまくった。

 個人的に気をつけていたのは、Twitterの使い方だ。「投票お願いします」とか「拡散希望」という言葉は使わないように心がけた。だって、回を重ねるごとにお願いされる方もする方も疲れちゃうから。ペナントレースは長い。短期決戦ではなく、長期戦だ。あえて淡々と自分が書いたコラムを1記事につき時間をずらして3度拡散する。ライターからしたらTwitterはデパートの無料試食コーナーみたいなもので、「ツイートが気になったら原稿を読んでHITボタン押してくださいね」というスタンスだ。かと言って、無料試食で気分よくサービスしすぎると店は潰れちまう。ちなみにプロ野球死亡遊戯アカウントで、本文から100文字前後のダイジェストを抜き出しツイートしていたのは、映画の30秒予告編のような感覚だった。原稿を書くだけじゃない。いかにそれをお客に読んでもらうか。勝負はそこから始まっていたのである。

 いやぁ本当にスリリングな経験をさせてもらった。来シーズン以降もぜひ続いてほしいなあこの企画……なんて1年終わった風の総括コラムみたいな雰囲気だけど、実はペナント終了の夜、村瀬コミッショナーから12人のライターへ全員メールが届いていた。

『文春野球はポストシーズン期間も続きます。各チームCSコラムを挟んで、日本シリーズはセ・パ両リーグ団体対抗戦という形で最後のHIT争い。両リーグペナント優勝者(巨人・ロッテ担当)に指名されたコラムニストがタイマンでHIT数(24時間)を競い、7試合制で4勝した方が日本一となります』

 そう来たか、昨日の敵が今日の仲間アングルって少年ジャンプの「友情・努力・勝利」じゃないんだから。ま、俺らそういうの大好きだけど。最後までエグい企画っすよ、文春野球……。

 読者の皆さん、残り1か月弱、最後までお付き合いのほどよろしくお願いします。
 
 See you baseball freak……

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

文春野球をフォロー